私は蜂屋蓮司の彼女〜5→9〜

part18 蓮司side ページ20

キーンコーン カーンコーン

昼休み

チャイムと同時に、教室を飛び出し、Aの教室に向かう。

蓮「Aいるかな？」

朝以外は俺の教室の前に人だかりが出来て、出れる状況じゃなかった。

蓮「ねー、Aいる？」

ちょうど、教室が出できた女子に声をかける。

女「蜂屋くん〃〃Aさんだったら、早退したよー」

蓮「はっ？」

女「なんか、具合い悪いんだってー」

俺は、Aの教室を後にして、自分の教室に戻り鞄を掴んで、教室を出た。

学校を出たらすぐに、Aに連絡。

ﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯ

私「はい、もしもし。」

蓮「あー、A？今何処にいるの？」

私「潤子ちゃんと表参道に新しく出来た、カフェにいるけど…」

蓮「そこで待ってろ。今から行くから。」

そう言って、半ば強引に電話を切る。

Inカフェ

カフェに着くと、テラス席の方にAの姿。

蓮「A？」

私「蓮司！？」

俺の姿に、びっくりしてその後すぐに顔を下に向ける。

蓮「悪かった。」

私「えっ？」

蓮「お前の気持ちに気付かず、あんな事言って。」

私「ううん。」

蓮「俺、嬉しかったんだ。」

そう言って、Aの手を握る。

蓮「Aが、本当の気持ち言ってくれて。俺に気付かせてくれて。」

蓮「これから少しずつだけど、お前との時間を大切にしていきたいんだ。」

私「蓮司…」

蓮「これからもずっと、俺の傍にいてほしい。」

俺は素直な気持ちを、Aにぶつけた。

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