う ページ5
泉side
「私たち高校卒業したらどうしてるのかな?」
突然こんな質問をされて少し驚いた。
今まで将来の話何て兄妹でしたことなんてなかった。
お互いのことだって話してないのに、何で聞くわけぇ?
全く、意味わかんないんだけどぉ。
そう思って黙っていると「私はね...。」とAが先に話始めようとする。
「ちょっとぉ、俺はまだ話すか決めてないんだけどぉ?」
「泉が話そうが話さまいが私には関係ないの。
まぁ、聞いてよ。私の話。」
ね?と念押しされて、「勝手にすれば」と言いながらAの話に耳を傾けた。
「私さ、慶応行って弁護士にでもなろっかなーって考えてんだよね。」
サラリと凄いことを言うAの話に俺は「ふーん。」と相槌をうつ。
あいつは頭は飛び抜けて良い。顔だって俺とよく似た顔をしていて、何だってなれる可能性を秘めている。
でも今思えば、あの時Aがモデルになることを選ばなくて俺は良かったとか思っている。
やってみれば楽しくて、思わずAを誘ったが、まさかあの時断られるとは思っていなかった。
だからあんな言葉をは言ってしまった。
...が、今思えばあの時の俺を褒めたいと思う。
あんたドロドロした所に可愛い妹にはいてもらいたくない。
だからこいつが
そしたら、自然とあいつも自分のことを話さなくなった。
これでいいと思っていたのに、何で今になって話す訳?
全くAは馬鹿ではないけど、阿呆だよねぇ...。
「それで、いっぱい稼いで、親孝行して、結婚して...「ちょっと待って、結婚すんの!?」
思わず結婚という言葉に反応してしまう。
誰かと付き合っているのだろうか?
「いや、しちゃダメなの?」
「相手は?」
「は?相手?
いや、そんなの現在募集中何だけど。」
思わずAの言葉に安堵のため息をこぼす。
全く、かおくんみたいな男に捕まってたら承知しないんだからねぇ。
Aはずっと可愛い瀬名Aでいて欲しい。
まぁ、ゆうくんとなら結婚してもいいかもねぇ。
そしたら義理の家族になれるし...♪
そんなことを考えながらニヤついてると、「何考えてんの?泉キモイよ。」と容赦なく隣から毒をはいてきた。
「で、話は終わった訳?」
「うん!終わり。
次は泉n((「はい。おやすみぃ〜俺は寝るからぁ。」
そう言って布団に潜り込み、眠りこけようとしたその時、
バサッと音がした。
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作者名:ほりでい | 作成日時:2016年8月24日 22時