電話 ページ23
．
その次の日 夜
バイト先の誰もいない教室で、白濱先輩とお喋りしてた
今日はミサちゃんもいないの
亜嵐「マユミはね、結構モテてたよ。まああの顔だしね。」
A「そうなんだ…やっぱり。」
亜嵐「けどほら、雄介いるからさ。告られてもズバって断ってた。笑」
マユちゃんの、高校時代の話
マユちゃんの友達と白濱先輩が付き合ってたって
それで今でも仲良いんだって、前教えてもらったことある
でもよく考えたら、高校時代の話一回も聞いたことないし
だから、教えてって頼んだんだけど
A「マユちゃん、美人だもんなあ。」
亜嵐「顔こんなんだよね。」
言いながら、握りこぶし作ってる
大袈裟だけど、でもほんと それくらい小さいの
マユちゃんって絶対モデルさんなれるよ
A「…いいなあ、わたしもかわいく生まれたかった。」
亜嵐「…じゅうぶんかわいいよ。笑」
A「……この話の流れで、そうだねーって言えないですもんね。」
亜嵐「あは、なんでよ。ほんとだって。」
A「や、えっと、この話やめましょ、丸つけしなきゃ。」
亜嵐「うわ、話逸らした！笑」
A「だって…」
亜嵐「ねえ、忘れてない？笑 俺、Aちゃんのこと好きなんだよ。笑」
…ス、ストレート…
忘れてはなかったけど、改めて言われたら なんか気まずい
笑えない！
亜嵐「あーあーごめんごめん！ね、ごめんって。笑」
A「…いや…こちらこそ…」
亜嵐「ちょ、笑 こちらこそはやめて。笑」
キラキラした笑顔の先輩は
ふざけてるのか、本気なのか、よく分からないけど
気まずくさせないようにしてくれるのは
やっぱり大人だし、わたしにはできないこと
…素敵な人だなあ
亜嵐「…あ、Aちゃん携帯。」
A「え？」
先輩に言われて、机に置いてた携帯みたら
誰かからラインきてて、画面が光ってた
手に取って見ると
玲於 [ ねー、いま暇？ ]
さ、佐野先輩！
驚いて顔上げたら、白濱先輩、れお？って聞いてきた
頷くと、そっかって
A [ ひまです ]
それだけ返事すると、すぐ既読がついて
お返事待ってたら、なんと 電話がかかってきた
びっくりして携帯落としそうになる
A「あ、あの、」
亜嵐「いーよ、電話しな。俺外出てよっか。」
A「や、えっと、わたしが出ます。」
慌てて教室を飛び出した
深呼吸してから通話に切り替える
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3337人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
maki(プロフ) - 今まで何お話、読み返したら、やっぱり佐野先輩とうまくいってほしい。。(;_;)先輩！！何してんのーー！！！ (2018年8月5日 7時) (
レス) id: 9583ac788f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - ほんとに今一番大好きな小説です。全然話長くしていただいてかまいません！笑更新これからも楽しみにしていますので大変だと思いますが頑張ってくださいね！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: cb039e5484 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんは更新率が高いことだけが取り柄だなんて、全然まったくそんなことないですよ(^^)きなこさんのお話を読むだけで元気になれます。いつもお話を読めること本当に嬉しいです。これからも応援しています。きなこさんの思ったまま書いてください！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 49103f1761 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - さいくぅー (2018年7月5日 22時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - もうきなこさんの伏線が楽しみすぎます!!楽しみにしてます!! (2018年7月5日 22時) (レス) id: c6b1080ab1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこ
| 作成日時：2018年6月16日 21時
