いじわる ページ22
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玲於「にしても機嫌悪くね？なんなの。」
アクセル踏みながら
ちょっと笑ってそう聞いてくる先輩
なんで笑ってるの？
もう、いや
A「…なんでもない。」
玲於「うわーめんどくせえ。」
A「……べつにいいですもん。めんどくさくて。」
玲於「いーの？」
A「…だってどうせ、まあまあ、だし。」
玲於「は？」
A「……先輩さっき、まあまあ 仲良いって。」
玲於「……ふ、なになに、妬いちゃったのか。」
A「…そんなんじゃない。」
玲於「だってずっとつまんなそうな顔してたじゃん。ごめんね、俺、それがおもしろくてさ。ちょっと冷たくしちゃったわ。」
え、え、まって
意味わかんない！
冷たくしてたの、わざとだった？
先輩、ハンドル片手に笑ってるし
A「…ひどくない？」
玲於「いやー、笑いこらえんの必死だったから、ほんと。めっちゃイライラしてんなって思って見てた。笑」
A「…してない。」
玲於「してたでしょ。お前ってなんか…うん、そういうとこかわいいよね、モテるね。」
…もう、無理、無理！
意味わかんないのに、好きってなっちゃう！
やだよ、なんで？こんな意地悪なのに
さっきまであんなにイヤだったのに
A「そんなこと言って…あのひとと、ごはん行くくせに。」
玲於「は？行かねーよ。」
A「え、だって、予定合えばって、」
玲於「あんなの社交辞令に決まってんでしょ。」
A「…ほんと？」
玲於「うん。…それともなに、行った方がいい？」
A「…それは…」
玲於「…ね、イヤでしょ。だから行かない。」
そう言い切った横顔が、好きすぎて
本当にもう、大好きで
きゅぅぅって胸が痛いの、必死に耐えてた
ちょっとでも気緩めたら、好きって言っちゃいそう
それに、3日前の先輩 ボロボロだったから
こんな風にまた笑い合えて、嬉しい
玲於「…まあ、そういうワケだから、機嫌なおしてよ。」
A「……うん。」
玲於「よかった。」
満足そうな顔
それも好き
玲於「あー今からバイトめんどくさ。」
A「…今からかあ…」
玲於「Aは？寝る？」
A「…あ。ママ誕生日なの。プレゼントあげなきゃ。」
玲於「誕生日？」
A「うん。」
こうして自然に、なんでもない会話を始めるの
それでわたしが笑うの、知ってる
わたしより わたしの扱い方、知ってる
もう全部、先輩にされるがまま
…それでもいっか
なんて思っちゃうあたり、重症だけど
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maki(プロフ) - 今まで何お話、読み返したら、やっぱり佐野先輩とうまくいってほしい。。(;_;)先輩！！何してんのーー！！！ (2018年8月5日 7時) (
レス) id: 9583ac788f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - ほんとに今一番大好きな小説です。全然話長くしていただいてかまいません！笑更新これからも楽しみにしていますので大変だと思いますが頑張ってくださいね！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: cb039e5484 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんは更新率が高いことだけが取り柄だなんて、全然まったくそんなことないですよ(^^)きなこさんのお話を読むだけで元気になれます。いつもお話を読めること本当に嬉しいです。これからも応援しています。きなこさんの思ったまま書いてください！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 49103f1761 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - さいくぅー (2018年7月5日 22時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - もうきなこさんの伏線が楽しみすぎます!!楽しみにしてます!! (2018年7月5日 22時) (レス) id: c6b1080ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2018年6月16日 21時
