バカ ページ40
玲於side
翌日の仕事
午前中は事務所のスタジオでリハがあり
そのままメンバー全員で都内の局へと移動。
その車内
隼「玲於見て！この動画！！」
玲於「…ちょ、今無理。」
隼「この売れないアイドルちゃんたちめっちゃくちゃ可愛くて俺超推してるんすよ今！」
玲於「……いや…あのさ、人の話聞いてる？今無理っつってんの。」
隼「…機嫌悪くないっすか？笑」
玲於「…これだから豚野郎は…」
…豚野郎……ドM…豚野郎…
玲於「…元気かな豚野郎…」
隼「え？笑」
程なくして到着した局の駐車場
もうAいるよね
…いいや
いつも通りでいこ。
俺が気にしたらあいつも嫌でしょ。
エレベーターで上まで上がって長い廊下を歩く。
先頭を切ってた亜嵐くんが楽屋のドアを開けて
亜嵐「あれ、Aちゃんメガネ！」
開口一番、そんなこと。
メガネ？Aが？
…見たい。
前を歩いてた隼を追い越して、楽屋に入った。
A「…玲於くん、」
そう俺を呼んだA
オシャレな丸メガネして、ニットワンピ着て
玲於「……おう、」
いや、おうってなんだよ
おうって。
裕太「…メガネ。」
A「コンタクト上手く入んなくて。」
裕太「…可愛いやん。」
さらっとそんなことを言ってのけた裕太くん
A、嬉しそうな顔して笑ってるし。
玲於「…裕太くん、そんな甘やかしちゃダメだって。」
裕太「ん？」
玲於「のび太でしょ、コレ。」
Aの丸メガネ取って、自分にかける。
鏡に映った自分
…あれ、俺の方がのび太だわ。
A「…玲於くんのほうがのび太だよ。」
メガネ返して、って
頬っぺた膨らませて
…なんだ、こいつも普通じゃん。
玲於「…てか度入りかよ、コレ。」
A「目悪いもん。」
玲於「今見えてる？」
A「玲於くんしか見えない。」
玲於「なにそれ告白？笑」
A「ち、ちがう！玲於くんが近くにいるから…」
困り顔で俺を見上げてくる、この子
…顔、真っ赤。
玲於「……バカだよね、Aって。」
A「…バカって…」
玲於「…ほんとバカ。」
なんで俺なんかのことが好きなの？
他にもいい男いっぱいいんのに。
玲於「……バーカ。」
A「…いじわる。」
…俺のことなんて、いっそ嫌いになればいいのに。
．
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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し？も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (
レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか､､玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる！そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω＼)これからも小説頑張ってください！！ (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい！とか表現があって。ほんまに大好きです！占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします！ (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2016年11月10日 21時
