厄介な片思い ページ41
Aside
A「…またキュンとしちゃった。」
美幸「単純だねー、ほんと。笑」
メンバーが撮影に行って 静かになった楽屋
美幸さんに話しかける。
…はあ、ほんと単純だよね。
A「でも玲於くんもずるいですもん。」
美幸「…メガネ自分にかけたりね？」
A「…あんなことされたらドキドキするに決まってるのに。」
結局メイク始めるまで返してくれなかったし。
玲於くんがメイク用の椅子に座って
返してって言ったら、はいってわたしにかけてくれて。
…反則、もう、レッドカードだよ。アレ。
美幸「玲於、どういうつもりなんだろうね。」
A「…遊ばれてるんです。暇潰しです。」
美幸「暇潰しって。笑 まあ楽なんだろうね。Aちゃんが相手だと。」
A「…それ、どう受け取ったら…」
美幸「…ある意味、褒め言葉。」
A「…ある意味？」
ヘアアイロンのコードを綺麗に束ねながら
意味深なことを言う美幸さん。
思わず道具を片付ける手が止まった。
美幸「よく言うじゃん？結婚相手は、ドキドキよりも安心感で選べって。」
A「け、結婚！？」
美幸「例えばの話してるの。笑」
ああ、びっくりした。
結婚なんてそんな…いや、したいけど。
美幸「実はAちゃんが入ってくる前からね、わたし、玲於はチカちゃんが好きなのかなーって思ってて。」
A「…そうだったんですか、」
美幸「うん、ごめんね。チカちゃんがいるとあまりにも態度が変わるから。逆になんでメンバーが気付かないのか不思議なくらい。」
A「…ですよね。」
美幸「…でも、なんだろ。玲於はAちゃんといた方が楽だし幸せだと思うの。…それに早く気づいて欲しいんだけど。」
…なんかほんと、嬉しい
嬉しいのに、泣きそう
A「…厄介ですね、片思いって。」
美幸「ほんと、厄介だよね。笑 ちょっとしたことで一喜一憂して…キリないもんね。」
その通りだと思う。
やめたいのに、やめられない。
A「…わたし、玲於くんに言っちゃったんです。チカさんが好きなんだよねって。」
美幸「…そっか。」
A「…でも玲於くん、全然気にしてる感じしなかったし…ほんとにわたしのことなんてどうでもいいのかなって…嫌でも思っちゃいます。」
わたしにバレたところで、大した問題じゃないのかな。
恋ってどうしても、悲観的になる。
．
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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し？も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (
レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか､､玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる！そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω＼)これからも小説頑張ってください！！ (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい！とか表現があって。ほんまに大好きです！占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします！ (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2016年11月10日 21時
