なんだよ ページ16
玲於side
玲於「…眠い。」
大概女々しいけど
もう少しでチカちゃんに会えるなんて思ったら、緊張して眠れなかった。
いつ楽屋来んだろ
とっておきのカッコいい服着ていきたいのに。
あと、できれば収録終わってから来て欲しいな
そしたらAにヘアセットしてもらって、寝起きのもっさい佐野じゃないし。
そんなことを考えながら事務所のスタジオに入った。
今日はスケジュール空いてるメンバーでの振り確認。
欠かせないんだよ、コレ。
亜嵐「玲於眠そ〜」
玲於「…亜嵐くんいるとか珍し。」
亜嵐「なんでよ、結構いるわ。笑」
イヤホンを耳にパソコンに向かう。
何度も踊ってたら自己流にアレンジしちゃったりしてほんとの振りが分かんなくなるから
とにかく見て、踊って。
．
裕太「そろそろいいんじゃないっすかあ。」
玲於「いや適当っすね中務さん。笑」
まあもう2時間経つか
だいたい確認できたし。
とりあえずコレでって解散して
このあと仕事なかったし、そのままジムへ
…行こうと思ったところで、立ち止まる。
鏡に映った自分
なにこれ
めちゃくちゃクマできてんじゃん
こんなんで今日チカちゃん来たらやばくね？
いや、べつに向こうからしてみたらなんでもないことなんだけどさ。
俺の気持ち的に？
とりあえず暇だし
コンシーラーを求めて6階のメイク室へ行くことにした。
どうせAいんでしょ。
塗ってもらお。
玲於「失礼しまーす。」
開けたドアの向こう
いたのは美幸さんだけだった。
玲於「え、Aは？」
美幸「Aちゃん今日来てないみたい。どうしたの？」
…なんだ、来てねえんだ。
この前家まで送ったとき、結局一言も会話がないままバイバイしたし。
まあべつになんか
Aって沈黙が気になんないタイプの人だから何ともなかったんだけど。
美幸「…Aちゃんに用事？」
玲於「…いや、なんもないっす。クマ隠してもらいたくて。」
美幸「クマ？…うわーほんと、酷いね。笑」
玲於「ヤバくないっすかこのクマ。」
美幸「どうせ夜更かししたんでしょ、ほらここ座って。」
そう促されて、鏡の前の椅子に座った。
鏡を見ても
隣にまとわりついて来るヤツがいない。
…あーあ、つまんねえ。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4427人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し？も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (
レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか､､玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる！そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω＼)これからも小説頑張ってください！！ (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい！とか表現があって。ほんまに大好きです！占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします！ (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこ
| 作成日時：2016年11月10日 21時
