hairsalon【SixTONES】 (ページ43)

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森本side

貴「こんばんわ～」

とやってきたのは

ヘアモデルを頼んでいたAちゃん

「俺以外帰ったから楽にしていいよ」

そう彼女に告げ、コートやバッグを預かりしまう。

さっ。早速お願いします！と

シャンプー台へ彼女を案内し、座ってもらう。

椅子を倒し、丁寧に髪を濡らしたあとは

髪を拭いてカット台に案内する。

「じゃあ切っていくね！」

カット中、暇にさせぬようたわいもない話をして

彼女を笑わせる。

やっぱ笑顔可愛いいなぁ……

鏡越しに目が合った彼女は

目を逸らし耳を真っ赤に染める。

そんな様子にクスッと笑みがこぼれる。

「よし、こんな感じかな？」

ロングの彼女の髪の毛を

肩より少し下のセミロングまでの長さに

カットした。

貴「だいぶ雰囲気変わるね」

そう、鏡を見て言う彼女に

「そっちも似合ってるよ」

と返し、シャンプー台へ移動してもらう。

椅子を再び倒し、

顔に水がかからぬようタオルをかけた後

いつも通りシャンプーをしていく。

「痒いところはない？」

貴「大丈夫です」

丁寧にでもしっかりと洗い、

泡をお湯を流して落とす。

椅子を起こし髪の毛を拭いて

カット台に戻る。

「髪乾かしていくからね」

ドライヤーを取り出し髪を乾かしていく。

俺の指が彼女の耳元をかすると

時折彼女の体がびくつく。

そんなAちゃんをみて

ちょっとした悪戯心が芽ばえる。