心配性彼氏 F ページ16
藤『……やっぱ、車で送ってく。
こんな可愛い格好して電車乗るの
危険過ぎるだろ。』
『…大丈夫だと思うけど。』
今日は友達の結婚式があって、
場所は駅から直結のホテル。
だから、電車で行った方が便利なんだけど。
心配性の太ちゃんは
なかなか私を出掛けさせてくれない。
藤『帰りは着替えて帰って来るんだよな？』
『ん、そうだよ？』
藤『行きだけ乗せてくわ。
仕事もそのまま行っちゃうから。』
『今日渋滞しそうじゃない？
遅刻したら大変だよ、大丈夫？』
藤『お前が変な男にさらわれるよりマシ。』
時々、太ちゃんの心配性は病的なんだけど。
愛されてるんだなって思う。
藤『んー……』
『……なに？』
藤『スカート短いな。
違うドレスにして。』
『でもこれ……買ったばっかりだよ？』
藤『なんで、』
『…ん？』
藤『なんで俺以外の男の前で、
膝を出すのかが分からない。』
『この間買ってくれたヒールが合うかなって思ったんだけど、ダメかな……？』
藤『……ダメ。
俺以外の男に、
Aの綺麗な脚見せたくないんだよ。』
『……分かりました。』
強く言われても
ちっともイラッとことないのは、
私が彼を大好きで仕方ないから。
・
藤『エンゲージリング、ちゃんと付けたか？』
『もちろん！
ほら、輝いてるでしょ？』
一週間前の私の誕生日に、
彼はプロポーズをしてくれた。
今日友達にも報告するんだ。
付き合い始めた時、
LINEで繋がってる男友達と
会って話がしたいって言われて会わせた。
皆いい人だから、
大体は審査？を通ったんだけど。
藤『北山って奴とは会うな。』
チャラさが売りの北山くんは、
そっこーで落選した。
…でも、実は今日来るんだ。結婚式に。
波風立てないように、
太ちゃんには内緒にしてある。
藤『終わったらすぐ連絡して。』
『ありがとう。行ってきます！』
運転席のカッコいい太ちゃんに、
友達が皆キャーってなってる。
愛想がない太ちゃんは、
軽く会釈して行ってしまったんだけど。
でも、それが心地よかったりする。
私の彼に対する独占欲も、
なかなかすごいと思う。
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yu★(プロフ) - りったんさん» コメントありがとうございます。ご挨拶文も何も書かなくてすみません。今回は自己満足で書いているものなので……みっくんのお話、気に入って頂けて嬉しいです。頑張って妄想しますね！！ (2016年7月8日 0時) (
レス) id: 032f748403 (このIDを非表示/違反報告)
りったん(プロフ) - はじめまして！いつも読まさせてもらってます！いろんなお話読めて楽しいです！特にみっくんのお話キュンキュンします！みっくんのお話たくさん更新待ってます(^^) (2016年7月4日 23時) (レス) id: 2bf0fe5ab2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu★ | 作成日時：2016年5月6日 8時
