尾形に閉じ込められる話 ページ1
目が覚めると、見知らぬ場所。
周りを見渡すと テーブルやソファが置いてある。
普通の部屋の様だった。人が住んでいる形跡もある。
夢だったというオチだろう。寝直そう。
ガチャッ
部屋に顔に傷のある男性が入って来た。ここの家主だろうか?
「起きたか お前は今日からここで生活するんだぞ」
というか私仕事あるんですけど…会社行く時間じゃないっけ?大丈夫かな…
『あの〜…私、仕事があるんですけど…っていうかここ何処ですか?』
「お前はここから出られないからな。仕事にも行けない。」
『え?つまり私、仕事しないでここで暮らしていいんですか?』
「そうだ」
『え?やったぁ』「は?」
普通に嬉しい。この男に養ってもらえるって事だろう?最高じゃないか。
……待ってこの人誰?知り合い?
『あの…お名前は?』
「尾形だ。お前の事は知っているぞA」
尾形さんはニヤニヤ笑っている。何がしたいのかよくわからないが、私って有名人?
初対面なんだけど。まぁいっか。
『よろしくお願いします』「は?」
私は尾形さんにぺこりとお辞儀をした。
【尾形視点】
やっとコイツを誘拐することが出来た。
予めコイツのスマホで退職願いを出したし、あまり怪しまれないだろう。
俺はコイツ…Aのストーカーだ。
ここにAを閉じ込めて、一生俺のモノにするつもりだ。
だが……
コイツは警戒心が無いのか?攫われたってのに律儀に挨拶して、普通にこの生活に喜んでるし……コイツ馬鹿なのか?社会人なのに?
そっちの方が好都合だ。まあいいだろう。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らる | 作成日時:2019年8月18日 2時