これが現実というのなら ページ32
Aside
「ねぇ、A」
『なーに?お母さん』
「貴方がお父さんのこと、守ってあげるのよ」
『…お母さん?』
それが、母と交わした最後の会話だった。
・
エマがお見舞いに来た所で席を外し、帰路に経つ。お昼ご飯にコンビニでペヤングを二つ買った。私とお父さんの分だ。父は、男手ひとつで私を育てくれた。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
それから家に着き、ガチャリと玄関を開けて靴を脱ぐ。そしてリビングの扉を開けようとドアノブに手を掛けた時だった。部屋の向こうからガタガタと変な音が聞こえた。私は直ぐに扉を開けた。そして、持っていたコンビニ袋をドサリと離す。
『………………え?』
そこには、ロープを天井からぶら下げて、首を吊っているお父さんがいた。お父さんはとても苦しそうに足をプラプラさせていた。私は急いでキッチンから包丁を取り出し、直ぐにロープを切った。
「はぁ、はぁ、」
『何やってるのお父さんっ!!!!!』
私は泣き叫びながら、お父さんの肩を揺さぶる。目は焦点が合っていないようで、軽く意識が飛んでいた。私は急いで病院に連絡をする。救急車は直ぐに来てくれて、私も一緒に乗り込んだ。
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ひめ☆そら(プロフ) - かかさん» そう言って頂き光栄です!ありがとうございます! (2021年7月9日 13時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
かか - 更新楽しみです!無理せず頑張ってください! (2021年7月9日 6時) (レス) id: b7e78c6068 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます!!無理せず頑張りたいと思います! (2021年6月6日 13時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年6月6日 11時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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