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3.みんな優しい… ページ4

貴「お、おはようございます…!」

「おはよう、Aちゃん!」

今日、二ヶ所目のバイト先。

貴「すみません、少し遅れてしまって…」

「いいのよ、少しくらい!」

そう言って笑う店長。

ここの店長も優しい。

いいひと達ばかりだ。

?「ぱふぇ1ちゅくださーい!」

貴「あ、はーい…!」

あの声は…

貴「いらっしゃい、二郎丸くん、一郎彦くん!」

二「あ!Aねぇちゃん!」

一「やあ、A…!」

貴「二人共、フルーツパフェでいい?」

二「うん!」

一「あ、私はいいよ」

貴「そっか、じゃあひとつね?」

確認をとってから、パフェを作り始める。

お店で1番人気の物だ。

ニ郎丸はこれが好きで、よく来る。

一郎彦は、甘いものはあまり好きじゃないのかな?

たまにしか食べない。

わたしが試作で作ったクッキーや、コヒーゼリー位しか食べない。

今度は、甘さ控えめのお菓子作ってみようかな?

貴「はい!どうぞ…」

二「わぁ!ありがと‼」

一「いつもありがとう、A」

貴「え?あ、いいよ。お仕事だし、好きだし…」

二「にいちゃんたべるぅ?」

二郎丸は、一郎彦にいう。

それに対して、一郎彦は首を横に振る。

二「そっかぁ、じゃあオイラ1人で食べよぉ!
まじゅはミカンから!あ〜ん…」

キラキラした目でパフェを眺めた後、ミカンをすくう二郎丸。

すると、物陰から1つの視線。

誰だろう…

二「やっぱやぁめた!さいしょはさくらんぼにしゅるぅ!あ〜ん…」

ミカンを戻して、さくらんぼをつまみ、口元に運ぶ二郎丸。

すると、一郎彦が言う。

一「見ろ、二郎丸!父上だ!」

二「ぅえ?父ちゃん!」

2人は、自分たちの父親である猪王山を見つけた。

あのひとは、少し苦手だ。

2人には悪いけど…。

あの堂々とした態度、気の弱いわたしにとっては、あのひとの空気に呑まれていく感覚。

正直、恐い。

一「わたしにも稽古をつけてください!」

一郎彦は、眼を輝かせながら言う。

だけど…

きっと違う。

なぜかわからないけど、一郎彦はきっとわたしと同じ。

だけど、絶対に違う。

そう睨んでいるうちに、話は進んでいた。

猪「だが、もう少し待っていてくれ…」

すると、猪王山の弟子が叫んだ。

「師匠!」





貴「…!」

4.喧嘩→←2.バイト先



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設定タグ:バケモノの子 , 熊徹   
作品ジャンル:恋愛
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ポチ - はい。大丈夫ですよ。お話の続き楽しみにしてます。更新頑張って下さい。 (2018年9月2日 23時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - ポチさん» 本当ですねw直したのでだいじょうぶかと思います。 (2018年9月2日 21時) (レス) id: 6af44721dc (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんばんは。番号が間違えてますよ。10が11になってます。 (2018年9月2日 21時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんにちは。お久し振りです。小説の続き読ませて頂きました。とても面白いです!この後ヒロインと熊徹の展開と絡みがどんな風になるか気になります。楽しみにしてます。 (2018年5月24日 16時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - これからも楽しみにしてます。 (2017年7月6日 15時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白虎さん。 | 作成日時:2017年6月21日 0時

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