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2.バイト先 ページ3

翌日

貴「おはようございます…」

熊「おぉ…」

…あれ?

貴「熊徹さん…」

熊「んだぁ?」

貴「昨日の少年は…」

熊「んぁ、九太のことかぁ?」

貴「き、九太…?」

熊「あぁ、あいつなら逃げたぜ。
どーせんなことだろぉと思ったぜぇ…」

そう言いながら、天気のいい外に出て、大きく息を吸い込む熊徹さん。

逃げたのか…

まぁ、今まで逃げなかった人なんていなかったから

不思議ではないけど…

そう、天を仰いだ。

太陽が眩しくて、今日も暑いのだろうか。

大したものも入っていない、いつもの鞄を肩に掛けて、

貴「熊徹さん、今日も行ってきます…!」

熊「おぉ、しっかり稼いでこいよ…!」

渋天街に向かって走り出した。






今日も渋天街は賑わっている。

「Aちゃん、林檎3つに檸檬4つ、それと西瓜と甜瓜が1玉ずつ、あと甘蕉を3房」

いつもと変わらない。

貴「いつも有難うございます!えーと…2,334円になります!」

そう言ってお金を貰い、いつもきてくれる常連さんに重たい紙袋を渡す。

貴「大丈夫ですか?大分重いですけど…」

「気にすんなぃ!コレ位ぇ、大したことはねぇよ!」

そう笑顔で答えると、常連さんは帰っていった。

貴「有難うございました!」


2時間半後

貴「すみません、この後別でシフトが入ってるので失礼します!」

と言っても、そう離れていなところだが。

お店のエプロンを脱ぎ、畳んで鞄の中に入れる。

「あぁ、お疲れ様!じゃあまた明日頼むね!」

そう店長から笑顔で今日の分のお小遣いと言って、こっそりと数千円手渡される。

貴「えっいや、こんなには…!」

「いいのよ、いつも頑張っているAちゃんだから!」

貴「あ、ありがとうございます!」

そう言って、頭を下げる。

「あ、ほら!遅れちゃ大変だよ!」

貴「えっ?あっと、すみません失礼します!」

そう言って、その場を立ち去った。

________________
常連さんが買った果物がなんだかわかりましたかね(゚∀゚)?

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設定タグ:バケモノの子 , 熊徹   
作品ジャンル:恋愛
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ポチ - はい。大丈夫ですよ。お話の続き楽しみにしてます。更新頑張って下さい。 (2018年9月2日 23時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - ポチさん» 本当ですねw直したのでだいじょうぶかと思います。 (2018年9月2日 21時) (レス) id: 6af44721dc (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんばんは。番号が間違えてますよ。10が11になってます。 (2018年9月2日 21時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんにちは。お久し振りです。小説の続き読ませて頂きました。とても面白いです!この後ヒロインと熊徹の展開と絡みがどんな風になるか気になります。楽しみにしてます。 (2018年5月24日 16時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - これからも楽しみにしてます。 (2017年7月6日 15時) (レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白虎さん。 | 作成日時:2017年6月21日 0時

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