6話 ページ7
貴方side
｢にしても、こんな所で迷う筈無いよなぁ？｣
坂田さんが怪しいものを見るような目で私の事を見て来る。
｢ごめんなさい…帰ります…。ホントに迷惑かけてすいませんでした。｣
こうなったら一か八か。
分からない道を引き返して帰れるか分からないが帰ろうと思っての発言が。
｢帰るって、道わからんかったんや無いですか？やっぱ嘘ですやん｣
嗚呼。誰か。誰でもいい。殺してくれ。
迷惑オブ迷惑ではないか。
｢嘘では無いんですけど…あ、話せて嬉しかったです。それでは。｣
｢いや、待てよ｣
どう考えても怒気を帯びている志麻さんに腕を掴まれた。
｢帰れると思うなよ。アンタこんな事して帰れると思ってる方がおかしいやろ｣
(志麻さんが！！！私の腕を握っている！？夢どころじゃないってコレ！！！志麻さんの腕が腐り落ちるって私！振りほどけよ！いや出来るわけねぇ！失礼過ぎる！)
｢ですよね…どうすれば信じて貰えますかね…。｣
｢信じるも何も下向いてるばっかりだから嘘ついてる様にしか思えんのやけど｣
｢あ、すいません。｣
さっきから謝ってばかりじゃないか私は。
おずおずと顔を上げる。
｢は？怪我してね？｣
｢え？どこ？｣
｢ほっぺ｣
(ああぁぁぁぁ！うらたさんがほっぺって！ほっぺって言ったよ！！！死にそう！！！)
｢大丈夫なんで。それでは。｣
グイ、と再び腕を引かれ思わず体制を崩し、その場に倒れ込んでしまう。
｢あっ、ごめん｣
｢いえ、大丈夫です。私の方こそすみません。｣
立ち上がってペコペコと頭を下げて謝罪の意を伝える。
すると、向こうからスタッフと思われる浦島坂田船のTシャツを来た方が現れる。
｢すみません！皆さん！その方普通のcrewの方です！｣
｢どういう事です？｣
｢さっき少しマナーの悪い方がいらっしゃって、その人に注意をした人がその人なんです。そしたらカバンで思い切り殴られていて｣
私が必死に隠そうとしていた事が全て話されていく。私の努力は水の泡か。いや、大半自分で泡にした部分もあるのだが。
｢そうやったんですか！？すみません、俺の勘違いで…｣
先程とは立場が逆転し、センラさん達が頭を下げる事に。
｢いや、頭上げてください。迷った私が悪いんですし…｣
｢いや、俺らの方こそすみません。ホントセンラの早とちりで…。｣
｢せやなぁ、センラマン早とちりもいい所やで｣
｢それな。あー…もう始まるし…。LIVE終わった後楽屋で待ってるんで。じゃ、あとはスタッフに！｣
何が起きたのか全くもって分からない。
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SPica(プロフ) - クソ細かいんですがDAYBREAK FRONTLINEでデイとブレイクの間、フロントとラインの間にスペースはないですよ……(ﾎﾞｿｯ)すごくこの作品が好きで時々見に返ってきます (2022年11月29日 9時) (
レス) @page1 id: de6f1cf850 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - ベットで悶えてるレイちゃん･･･、あれLIVEの余韻ひたひたの時の私です(((( (2019年7月24日 12時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちちゃんより１つ歳上なんですが、こういうことあったらいいなと思いました。 (2019年4月8日 22時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて、すごい笑いましたw夢主ちゃんの性格好こです笑笑！更新頑張って下さい！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
推し - 笑ったりにやにやしたり(それも笑いだけど)めっちゃ楽しませてもらいました！高評価の仕方がわからなかったのでコメントしておきます！ (2019年3月1日 22時) (レス) id: 0ae925b25f (このIDを非表示/違反報告)
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