14話 ページ15
貴方side
｢レイちゃんって今いくつなん？｣
｢19ですけど、もう少しで20になります｣
｢そうですか。若いって羨ましいなぁ｣
微笑むセンラさんの敬語が抜けた口調はやはり新鮮だった。
｢てか、レイちゃんの家とまふの家まぁまぁ近くない？｣
｢そうなんですか？知りませんでした…｣
｢車で5分くらやんな〜！歩いたら20分掛かるからそうでもないかもしれんわ｣
ははっ、とこれまた坂田さんのイケメンな笑顔で私の心臓は何度も撃ち抜かれる。
｢ほら、もう着いたで｣
坂田さんに促されタクシーを降りるとセンラさんと坂田さんがタクシー代を払っている事に気付く。
｢すみません！私も払います！いくらですか？｣
｢ああぁぁ！払わんでええ！どっちみちレイちゃんの家の前通るんやし！｣
｢ですけど｣
｢こう言う時は引くもんや｣
白い歯を覗かせてセンラさんが財布を持った私の手を抑える。
(触れられた…？！しんど！！！！！)
渋々タクシー代を払う事を止め、まふまふさんの居るというマンションに入り、部屋に向かう。
マンションは大きくて今の私の収入ではとても適いようの無い程だった。
周りを見ながら歩いていると部屋の前まで辿り着く。
坂田さんがまふく…まふまふさんをチャイム越しに呼ぶとカギがガチャリと音を立てて開く。
｢おっじゃましまーす！｣
｢お邪魔します｣
｢…お、お邪魔します…｣
おずおずと部屋内に入り、廊下を歩いてリビングへと入ろうとする。
まふまふさん、坂田さん、センラさん、私の順番に入ったので私の視野には入っていなかった様だ。
｢おっ、レイさん？女の人だったんだね〜。しかも若くない？｣
｢今晩は！レイちゃん、だね！初めまして！｣
｢へっ？そ、そ…あ、ま｣
｢ちょっと待って…っ！何言ってんの…！｣
まふまふさんが爆笑しながら手を叩いていると周りも笑い出す。
｢やっべぇ、挙動不審すぎる…っ｣
｢レイちゃん純粋過ぎるやん…！｣
こう笑っているが私はもうパニック状態である。浦島坂田船の皆さんとまふまふさんが居ると思った。
そしたらそらるさんと天月さんまでいらっしゃる。
ひとしきり笑い終えた後に自己紹介がある。
｢レイちゃん、でいいよね？そらるでーす。宜しくー｣
｢天月です！レイちゃんって呼ばせて貰うね〜！｣
｢あっ、れ、レイです。本名は有栖Aです。えっと…ずっと憧れてました。会えて嬉しいです。あの、浦島坂田船の方も、まふまふさんもそうなんですが、言う機会伺ってばっかりで…｣
今日、この場が私の墓場となります。
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SPica(プロフ) - クソ細かいんですがDAYBREAK FRONTLINEでデイとブレイクの間、フロントとラインの間にスペースはないですよ……(ﾎﾞｿｯ)すごくこの作品が好きで時々見に返ってきます (2022年11月29日 9時) (
レス) @page1 id: de6f1cf850 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - ベットで悶えてるレイちゃん･･･、あれLIVEの余韻ひたひたの時の私です(((( (2019年7月24日 12時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちちゃんより１つ歳上なんですが、こういうことあったらいいなと思いました。 (2019年4月8日 22時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて、すごい笑いましたw夢主ちゃんの性格好こです笑笑！更新頑張って下さい！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
推し - 笑ったりにやにやしたり(それも笑いだけど)めっちゃ楽しませてもらいました！高評価の仕方がわからなかったのでコメントしておきます！ (2019年3月1日 22時) (レス) id: 0ae925b25f (このIDを非表示/違反報告)
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