12話 ページ13
貴方side
｢えぇー…今の時代未成年の子がいる時に夜酒飲んだら捕まらね？｣
｢ですね。例えレイさんがお酒飲んで無くても｣
｢ごめんなさい｣
がっくりと肩を落とす五人に謝る事しか出来なかった。
私としては嬉しい気持ちも少しあったが、残念な気持ちの方が大きかった。
｢あ！じゃあ僕の家に来れば良くない？｣
まふくんの発言にぱあっと顔が明るくなる。
私も少しニヤけてしまった。心底自分が気持ち悪い。
｢せやな！じゃあまふん家いけばええな！｣
｢そうやな。俺一旦帰ってまふくんの家行くわ｣
｢俺もそうする｣
｢俺は荷物もったまんまでまふの家行くわ。泊めてもらってもいい？｣
｢全然いいよー！レイさんは？どうする？｣
｢えっと…じゃあお言葉に甘えて。家に一旦帰りますが、まふまふさんの家が分からないです｣
｢それならさかたんとセンラさんが迎えに行くよ！タクシーで！｣
タクシーかよ、と全員がどっと笑いに包まれる。
未だに自分の置かれている状況が分からないまま了承してしまった。後からじわじわと後悔の念が滲み始めたが了承してしまったものはしょうがない。なるようになる。
｢分かりました。それでは家に帰って準備をしますのでそれまで｣
私はそれだけ言い残し浦島坂田船と表記された楽屋を出て行った。
楽屋から、会場から出ると鼻歌が止まらなかった。今すぐにでも叫び出したいのを必死に堪えて鼻歌を歌っていた。
新幹線では流石に控えていたものの家に帰り着いては酷かった。
ボフン、と音を立ててベッドに沈む。
｢ひゃぁぁぁぁああああああああっっ！何だ今日は！死ぬ日なのかオイ！！！あの歌い手様と！！！あの！歌い手様とおおおぉおぉぉぉおお！私が対等に会話してた？！神とドブネズミぐらい差がある私が？！はあっへぇっ！まふくん可愛すぎん？！ひぇえ！うらたんに腕握られたじゃん！力つよ！！！！そのまま捻り潰してくれよ！！！！死なねぇから！！！いや、心臓が痛くなるわ！｣
バタバタバタと足をベッドに思い切り叩き付ける度に音が鳴る。枕をギュッと抱いて力を込めるも叫ぶ声が留まることは無い。
｢さかたんひでぇ！！あの方言萌える！ひでぇ！
まぁしぃの冷たい眼差し御褒美だ！んんんんんんっ！！！センラさん素顔あんな間近で拝めるなんてねぇ！？特等席ですらあんな近くねぇよ！私は今なら死ねるよおおっふぅいい！｣
一通り叫び終えたところで思い出す。今から食事に誘われていたのだった。
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SPica(プロフ) - クソ細かいんですがDAYBREAK FRONTLINEでデイとブレイクの間、フロントとラインの間にスペースはないですよ……(ﾎﾞｿｯ)すごくこの作品が好きで時々見に返ってきます (2022年11月29日 9時) (
レス) @page1 id: de6f1cf850 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - ベットで悶えてるレイちゃん･･･、あれLIVEの余韻ひたひたの時の私です(((( (2019年7月24日 12時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちちゃんより１つ歳上なんですが、こういうことあったらいいなと思いました。 (2019年4月8日 22時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて、すごい笑いましたw夢主ちゃんの性格好こです笑笑！更新頑張って下さい！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
推し - 笑ったりにやにやしたり(それも笑いだけど)めっちゃ楽しませてもらいました！高評価の仕方がわからなかったのでコメントしておきます！ (2019年3月1日 22時) (レス) id: 0ae925b25f (このIDを非表示/違反報告)
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