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赤い髪の男性が気さくに喋ってくれるので、私は苦手とする会話を途中で断ち切ること無く、スムーズに話が出来ている。
｢所でさぁ、愛されたいてどう言うこと？｣
そんな彼の言葉に私は考え込んでしまう。ここで本当の事を言った所で帰ってくる言葉は｢メンヘラ女キモい｣等という悪口でしかないだろう。
だが、たったこれだけで終わる関係の人に隠した所で何もならないし、話した所で何か悪いことが起きる訳でもない。
｢自分の周りの環境が良くないんですよ。両親に毎日嬲られてばっかりです｣
｢そっかぁ…ちょっと待っててな！｣
明るい笑顔に影が落ちたかと思えば、また直ぐに笑顔になる。そうして、お菓子やジュース、沢山の食べ物が置いてある机と向かう。
そんな彼の後ろ姿に犬の尻尾が生えているのではないかとすら錯覚してしまう。
そして、笑顔で皿を取ったかと思えば丹念にお菓子を盛り付ける。流石はイケメンと言ったところだろうか。その姿すらも絵になっていた。
数分もしないうちに盛り付けが完了したのか、先程と同様の笑みでこちらに駆けてくる。
｢はい！これあげる！｣
そう言って差し出されたのは彼が丹念に盛り付けていたお菓子の皿だった。
｢え、いいですよ｣
｢ええからええから！美味いんやで！？｣
そっと久しぶりに食べるお菓子に手を伸ばす。
綺麗にデコレーションの施されたチョコレートを口に放り込めば、たちまち口内に香ばしいカカオの香りと甘いミルクが広がり、堪らず頬が緩んでしまう。
｢おいしい…あの！これ！おいしいです！｣
｢おっ！笑ったやん！全く笑わへんからどうしようかと思ったけど、女の子って甘い物好きやからなぁ〜！笑ってくれて何よりやわ！｣
｢私だって笑いますよ！？｣
｢あっはは！ごめんごめん！｣
ケタケタ笑う彼と共に吹き出してしまう。この人が私の家族や友人になっていたらどれ程私の心は救われたのだろう。ないものねだりか。
｢あの、これっていつ終わるんですか？私なるべくここに居たいです｣
｢嬉しいこと言うてくれるやん〜！もうそろそろ終わると思うけど、君はここに居てもええで！…まぁ、居る事になるんやけどな｣
え？と聞き返す間もなく彼は手を振って、バイバーイなんて事を言って盛り上がっている人混みに紛れ込んで行った。
笑顔が素敵で眩しい彼だったが、時々見せる影のある横顔は少し怖かった。
だが、悪い人ではなさそうなので、心底彼と友達になれていたらと思った。
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ぴの(プロフ) - いやぁーー！！好きですぅぅぅ(泣)正体不明、天才歌い手シリーズの方も、いつも楽しく読ませていただいています！最新、無理しなくていいですが、密かに待ってます！！ (2019年7月14日 15時) (
レス) id: c64bb1fc21 (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - とにかく最高すぎて好きです！！！！！ (2019年3月8日 3時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - うらたさんとセンラさんがかっこよすぎて過呼吸になりかけましたごちそうさまです！！！フワリと大きな袖で包まれるって…！！！！ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞもう呼吸止まった瞬間でしたよええ！！！最高すぎて評価10押したのに既に投票していますって出るんですよ！！！？！ (2019年3月8日 3時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - 口にする辺りあh((( 流石だなってなったし志麻さん何気に夢主ちゃんのこと、あの、怖がるだろ的なこと言っててｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞってなったしいやもうほんと好きすぎて好きすぎてヤバいです(語彙力低下)続き楽しみにしてますごちそうさまです (2019年1月25日 4時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - ｱﾞｱﾞｱﾞ好きですさかたんが走り回って夢主ちゃん探しに行ってそれ止めようとセンラさん追いかけてその後志麻さん怒ってうらたさんが思ったことハッキリ言う構図が…もう…あの、机に手をめっちゃバンバンするくらい悶えましたごちそうさまですそんでさかたん禁句を (2019年1月25日 4時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)
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