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××× ページ35

「いいか?俺達は化け物だぞ?人間の味覚とはまた違ってるんだよ。それにこんな成りしてるヤツらが人間界に牛を取りに来た、っつって通用するか?それなら人間食った方がマシだろ。昔から食って行く内に人間がとてつもなく美味く感じるようになったんだよ。
まぁ、一番の理由は、人間の身体ごと吸魂しねぇと吸魂できねぇからだよ」


なるほど、と頷いたが、少し違和感があった。
私は彼らが人間を食している場面を見たことがない。
それに、ルシフェルであるうらたさんは元々天使なんだし、賢者である坂田さんも普通であれば人間を食べるなんてしないのではないだろうか。
センラさんと志麻さんは別であるが。


「賢者って人間みたいなのに人間食べるんですね………うらたさんも元天使なのに人間を食べる………」

「Aそろそろ面倒やな!」

「えっ」


坂田さんのように穢れを知らなさそうな純真無垢の笑みでとてつもない発言をされたので少し落ち込んでしまった。
だって、知りたいことが溢れるのだから仕方がないじゃないか。


「もー!質問一つに纏めて欲しいねんけど!まぁ、説明すると!俺らはそのまま生身の人間食べるなんておぞましくて出来ひんけど、まーしぃだけがそれが出来る。んで、それが出来ひん俺らは人間をしっかり調理して美味しく食べる!それか血を吸う!そして吸魂!以上!」

「えげつな……じゃあ今度は私がお礼に皆さんのことについて読んであげますね!」

「うっるせぇ!お前どんだけ今日喋るんや!?喰うぞ!?」

「あっ、私って血を吸われたことあるんですけど、少し魂吸われたってことですよね?寿命縮んだ?」

「話聞いてへんやんけ………死んでへんから寿命もクソもないわ」


志麻さんに呆れられるように溜め息を吐かれたので、この話はまた今度にでもしようかと思ったがやめた。
ここでやめてしまって、また後日に話す時に面倒臭いと言われたら話せないではなか。今しかないのだ。

サッとページを捲り、ゾンビのことが書いてあるページに飛ぶ。
だが、そこには思っていたよりも情報量が少なかったために驚いて間抜けな声を出してしまった。


「へっ?…そんなに書いてない」

「当たり前やろ。だってうらさんが特殊やからそんなにページが大量にあるだけで俺らはそこらへんに居るような化け物やからな」

「え…何かつまらないですね…」


彼らについて知る機会だと思った絶好のチャンスは呆気なく砕け散ってしまった。


。。。。。

更新長らくお待たせしました…!
更新再開いたします!

第11章 赤い賢者と人間→←×××



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ぴの(プロフ) - いやぁーー!!好きですぅぅぅ(泣)正体不明、天才歌い手シリーズの方も、いつも楽しく読ませていただいています!最新、無理しなくていいですが、密かに待ってます!! (2019年7月14日 15時) (レス) id: c64bb1fc21 (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - とにかく最高すぎて好きです!!!!! (2019年3月8日 3時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - うらたさんとセンラさんがかっこよすぎて過呼吸になりかけましたごちそうさまです!!!フワリと大きな袖で包まれるって…!!!!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙もう呼吸止まった瞬間でしたよええ!!!最高すぎて評価10押したのに既に投票していますって出るんですよ!!!?! (2019年3月8日 3時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - 口にする辺りあh((( 流石だなってなったし志麻さん何気に夢主ちゃんのこと、あの、怖がるだろ的なこと言っててア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ってなったしいやもうほんと好きすぎて好きすぎてヤバいです(語彙力低下)続き楽しみにしてますごちそうさまです (2019年1月25日 4時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)
トーストぱん(プロフ) - ア゙ア゙ア゙好きですさかたんが走り回って夢主ちゃん探しに行ってそれ止めようとセンラさん追いかけてその後志麻さん怒ってうらたさんが思ったことハッキリ言う構図が…もう…あの、机に手をめっちゃバンバンするくらい悶えましたごちそうさまですそんでさかたん禁句を (2019年1月25日 4時) (レス) id: 2929f04cfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鎖座波 | 作者ホームページ:夜桜月  
作成日時:2018年10月22日 23時

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