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悪夢 ページ13

彼には何度も説得したがもう彼は全てを諦めたようだった。
『また会いに来る』と言葉を残して彼はこの部屋から去った。それからというもの、彼は怠けるようになった。そんな彼を成長したパピルスは支えるかのようにしっかり者となっていた。__まだ少し抜けているが。
それからしばらくして地底世界にニンゲンの子供が落ちてきた。
落ちてきた子供はケツイを使い何度もセーブとリセットを繰り返した。その影響かいくつかの時間軸が生まれた。その時間軸が生まれる様を私は見る事しか出来なかった。
いくつも、いくつもの時間軸が生まれる。
その間にこの世界のコードが書き換えられたことがあった。様々なコードが変更され、様々なバグが起こる。
ある時再び部屋のドアが開かれた。
現れたのは見知らぬニンゲンの子供だった。

「やあ、君がこの時間軸を乱してる張本人かい?」

表情の読めない子供は私の問に首をかしげるばかりだった。

「■■■■■■」

何かを子供が発した。しかしそれはノイズのように聞き取れなかった。なるほど、こちらの声もそう聞こえているのかもしれない。
伝わるかどうかわからないが__恐らく伝わることは無いだろうが__これだけは伝えよう。

「私の息子たちに手を出すな」

子供は一瞬ポカンとした顔をしたが、そのあと優しげにあるいは残酷に微笑んだ。
そして子供は全てのモンスターを__息子たちを殺したあと、世界から消えた。
いや、この世界を消したのだ。
世界が闇に消えていく音が聞こえてくる。全ては無に帰るのだ。
悪夢だった。

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設定タグ:アンダーテール , アンテ , 二次創作   
作品ジャンル:ファンタジー
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anarogu_2gou(プロフ) - かなとさん» 指摘ありがとうございます!久しぶりに作ったので失念してました。助かります! (2019年9月27日 17時) (レス) id: 11a0abaae8 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月27日 16時) (レス) id: 706a605753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アナログ2号 | 作成日時:2019年9月27日 15時

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