【ハイキュー!!】女神を追いかけて来ました。【逆ハー】

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中学2年、いじめられて荒れた私はよく姿を隠して不良になった。ほんまの不良ちゃうからあくまでも「不良活動」って名目で。






その不良活動の途中、部活帰りの太一が、「野口」と話しかけてきた時は、新手のいじめかな思うてビクビクしてた。



でも、




「大丈夫？学校帰りに女子に何か言われてたでしょ？」





前はみんなに見て見ぬ振りされとった私を、太一は心配してくれた。





そこから太一とすぐ仲良くなった。太一はクラスの結構中心メンバーで、私と仲良くし始めた時は好奇の目に晒されてほんまに申し訳なかった。


でも太一は私が離れようとしても、ずっと離れんと隣にいてくれた。


中学3年になる頃には、私に対するいじめや嫌がらせはなくなった。



私は太一に初めて自分の過去を話した。



双子のいとこの約束を破って宮城に来たこと、その双子に申し訳ない気持ちがあるけど、私がいじめられた原因の半分は能天気な双子だったこと。



「心残りがあるから後悔してるんだろ、そのことを。」



と太一に言われてはっとした。



私は双子から離れたことを後悔していた。



言われて初めて気がついたが、いまさら戻るわけにもいかない。



いつか約束を果たす日まで、約束を果たせるまで、目に見える形で何か…




そう思い立った私はその日、太一の実家の美容室で髪を染めた。




教師にずっと染めろって言われとったし、ええやろ。大部分は黒やし。




そう思いながら、侑のイメージの金と、治のイメージの銀のメッシュを一筋ずつ入れた。





これは、約束を果たすまでの姿。





次の日学校に行った時はまあ教師にコテンパンに怒られたけど、どないかして言い負かしたらなんも言ってこんようになった。




母ちゃんにも怒られたけど、母ちゃんは何かを察してくれた。




父ちゃんと離婚して、母ちゃんはカウンセリングに通いながら、少しずつ元の元気で明るい母ちゃんに戻ってきた。




母ちゃんの笑顔と、信じてくれる太一。




2人のおかげで毎日に少しずつ色が戻ってきた。






○○○


ちなみに太一の実家が美容室って言う設定は、私の担当美容師が川西太一に似てるなって思ったところからです笑

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