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「おい、免疫細胞が彷徨いてるぞ」

周囲の視線が痛い……
だから、免疫細胞は嫌なんだよ

「おい、あの格好バグり細胞じゃないか?」

「本当だ、排除されてないとか免疫細胞だけ特別扱いかよ」

うるさいな〜全く

ん?あっ、血小板ちゃん達だ
ははは、手が届かないのか助けてあげよ

「ほい、大丈夫?」

「あ、ありがとうございます」

血小板が怪訝な顔で私を見る。

あ〜まぁ、エラー起こしてる上に外敵も駆除しない、力だけある、免疫細胞は怖いよな〜

ニートTは、血小板を置いて歩き出した。

はぁ、なんで細胞は働かなきゃいけないんだろ


ドォォォォン!!!

「あっ!くしゃみロケットだよ!!」

「すげ〜!!」

見上げると、確かにくしゃみロケットが打ち上がっていた。

「あ〜肺炎球菌片付いたのか〜」

私も、そろそろ戻るかな〜?

ん?なんだ?あの細胞……エラー細胞?

私は、走って目の前を通った細胞を追いかけた






細胞は、ある団地で止まった。

「細胞くん!」

「あっこんちにわ、どうしたんですか?」

「どうしたんですか?じゃなくてさ君……エラー細胞だよね?」

私は、高鳴る胸の鼓動を抑えながら話した。

「何言ってるんですか?」

「分かるんだよ……同族はさ」

「えっと……本当に何言ってるのか……」

嘘つけ!君だって私と同じだろ!?
ただ生まれただけで、何も悪い事してないのにこの体に生きる事を許されない存在

私は、初めて自分の同族を見つけた興奮から一気に捲し立てようとした時。

「おぉ!!ニートここに居たか!早く帰んぞ!!」

不意に体が宙に浮かんだ

「班長……離してよ」

「あ?嫌だよ……おい、細胞!世話かけたな!!お詫びに、お前が感染した時は1発で仕留めてやるぞ!」

「あ、あはは」

あ〜完全に引いてるじゃん……

「余計な事しないでよ……」

「アイツの事……好きなのか?」

「は?何言ってんの?」

ニートが面倒くさそうに言うとキラーは、ニカッと笑い言った。

「そうか!」

何この人……

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なぎさ - 続き気になります…面白かったのですが、もう書かれないのですか?!(涙) (2020年11月26日 16時) (レス) id: c1960d6199 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 面白いです! (2018年9月20日 16時) (レス) id: 23a5f3a643 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールをちゃんと守りましょうね (2018年8月21日 21時) (レス) id: 89fbe6ab63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:G3 | 作成日時:2018年8月21日 21時

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