Pentagonと送る徒然草 第3夜

Critical beauty〜道標 ページ5

Side Yuto


病室にぎゅうぎゅうに10人で居座ること２時間、あっという間に事務所に向かう時間になってしまった


Hui「そろそろ行くか」
Ws「えぇーもう？」
Si「もっといたい…」

フイヒョンの言葉に皆の顔も少し曇る、そこでAﾋｮﾝの静かな声が響いた


『…皆、今回はほんとにごめん、今からやり直さなきゃいけないことも沢山あると思う…でも』
Kn「ﾋｮﾝはそんなこと心配しなくていーの！」
Hs「うん、大丈夫だよ。ﾋｮﾝはちゃんと治すことだけ考えて！」
『…ありがとう、皆なら絶対最高のステージになるから、ステージ楽しみにしてる。おれもちゃんと治す…だから、一緒に頑張ろう』
Yn「っぼ、くも！頑張るから！」
Ed「お前はまずちゃんと休んでから〜」
Yt「…Aﾋｮﾝ、ちゃんとﾋｮﾝの帰ってくるとこ、空けとくからね」
Yw「ちゃんと待ってるから！」
『！！…ありがとう、でも無理はしちゃダメだよ』
Jn「ﾋｮﾝもね」



出来るならAの側にいたい、けどやらなければいけないことは山積みで残されたリミットを考えると目眩がしそうだ

でもひとつ一つ真剣に向き合っていくしか無い、メンバーには疲れが見え隠れするもののその顔は皆頼もしく見えた

Yt「…がんばろ」



俺達には、Aの居場所を守る責任があるから







「…来たな、イェナンは？一緒に送っていくつもりだったが…」
Hui「もう少しAﾋｮﾝといたいって言うんで…大丈夫です今日はちゃんと休むように伝えました」
「…しょうがない、後で迎えを寄越す。……お前らもっとむくれてるかと思ったが」

駐車場で待っていたﾏﾈﾋｮﾝは俺達の顔を見て少し意外そうに呟く


Jn「…俺達がﾋｮﾝの場所ちゃんと守っとかないと」
Kn「むくれたってしょうがないですし」
Si「ﾋｮﾝもその方が安心して治療できるよね！」
Yw「あ、でも終わったらまたお見舞来て良い？僕寂しい…」
Hs「早いわ！今別れたばっかだろ！」
Ed「俺も〜もうﾋｮﾝ不足…イェナニいいな…」
Yt「さっさとやってまた会いに行けば良いでしょ」
Hui「偉いぞゆーと！そうだな！」


「…お前らも成長したんだなぁ…ぐすっﾋｮﾝは嬉しいぞ！これで心置きなくしごける！さっさと終わらせて寝るぞ！」
Ws「ﾏﾈﾋｮﾝの人でなし」


運転しながら涙ぐむﾏﾈﾋｮﾝの言葉と身体を丸めていじけたように呟くウソガに思わず噴き出した


来る時とは違って車内の空気は明るい、寝不足の身体は確かに疲れていたけど心は幾分も軽やかだった

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