君と送る徒然草～日常編～第4章 (ページ40)

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Halloweenおまけギュの考察ページ40

今だって恋する乙女みたくもじもじしながらも漫画のワンシーンらしきものを見せてAに顎クイして貰って頬を赤らめるおっさんの気持ちなんて俺には1㍉もわからない、が

Cm「…これであと1年は頑張れます///」

携帯を抱き締めて破顔する親友に、まぁあいつが幸せならいいかと思うくらいには俺もチャンミナを大切にしているのだ

Gy「…まぁいつか暴いてやるけど」
『何をです？』
Gy「どわっ！！A！？」
『はい』
Gy「いつの間に」
『？？…ヒョン、手見せて下さい』
Gy「は？」

謎だらけのあいつの存在には別の意味でオタクの血が騒ぐ、ぽつりと呟いた瞬間背後から現れた銀髪に肩が跳ねた

Gy「な、なに…」
『ヒョン、手、大丈夫？ずっと写真、撮ってくれてたから…ごめんなさい』
Gy「え」
『痛い？湿布貰いますか？』

キョドる俺を他所にAは僅かに眉をしかめて俺の掌を包みこんだ
ひんやりとした手に彼の体温が少しずつ伝わってくる、紅をのせた爪が点々と乗ったそれは酷く美しくて思わず息が止まった

『…ギュヒョニヒョン？』
Gy「…」
『あ、痛かったです？』
Gy「え、…！！いや…、何でもない」

固まった俺を見て手を離そうとする彼の手を反射的に握り締めた俺…Aの肩越しに親友が睨むのに気付かなければまだ握ったままだったかもしれない

『…？後で、湿布持っていきます』
Gy「大丈…いや、そうだな、頼むわ」
『はい、ありがとうございました』
Gy「おう…お前も大変だな」
『え？』
Gy「何でもない、あ、俺とも後で写真撮ろうな」
『はい。ふふっギュヒョニヒョン、可愛いですよ』
Gy「っ…」
Ta「Aーーーー！！終わった？タオと遊ぼ！」
『わっ！…タオ、セフナもお疲れ様…ヨリヒョン？』
Cy「A、俺は今日可愛い弟を1人失った」
『ん？』
Cy「っお前はずっとそのままていてくれ！！な！？？」
Se「どさくさ紛れに抱き付いてんなよウィルス」
Cy「うわーん！！！」
『え？ヒョン…ちょ』

Cm「ギュヒョナ」
Gy「何？後でちゃんと報酬は貰うからな、散々こき使いやがって」
Cm「ふん、何だかんだ楽しんでたくせに」
Gy「…まぁ、」
Cm「…何その顔」
Gy「何だよ」
Cm「…念のため言っておきますがあの子は僕のです、お前にはあげませんよ」
Gy「いらねーよ」
Cm「…」
Gy「欲しいものは自分で奪うし」
Cm「…は？」

お前は大切な親友だけどそれとこれとは話が別ってな

盛大に顔を引き吊らせた親友に、俺は声をあげて笑ったのだった