花びら47枚 ページ47
shp.side
「あの子、何モンなんすか？あれ、狙撃部隊の動きじゃなかったっすよ。」
さっきまでここにいた大先生の部隊だという女を思い出す。
見た目はいたって普通の狙撃部隊の人。
まぁどっちかというと可愛い方である。人当たりの良さそうな美人だ。
…いや、そうじゃなくて。
やっぱり部隊ごとによって体格の差はどうしても出るものである。
俺の部隊やコネシマさんの部隊は似たようなものだけど、ゾムさんのとこや、大先生のとこと比べると割とわかるものである。
それで、あの子は典型的な狙撃部隊の体格だった。
だからこそ、俺でも一瞬反応が遅れそうだったナイフをしっかり防いだ時には本当に驚いた。
その後の動きも完璧で、戦い慣れていることがすぐにわかった。
流石に俺より早く敵を倒すことはなかったが、それでも暗殺部隊のやりにくい戦い方だったにも関わらず、苦戦することもなく戦っていた。
「せやろ？Aちゃんな、狙撃もできる上に近接もめっちゃ強いねん。」
「あーあ、俺もAちゃんの戦ってるとこ見たかったなぁ…」
「そおか、シャオロン結局見れてへんもんな！」
そんな俺の驚きをよそにわーわーと盛り上がる先輩たち。
大先生はもちろん、コネシマさんも合同演習の際に見たことがあるらしかったが、シャオさんだけはAが戦っているところを見たことがないらしい。
さすが不人気。
「ショッピ君！Aちゃん、どんな感じの戦い方やったん？」
「そうっすね…、まぁ俺も戦いながらやったんでしっかり見てたわけやないんですけど、なんかうまかったですね。戦い慣れてる感があって。」
「あー、それわかるわ！」
「シッマも同じこと言ってたやんな？あ、じゃあアレは？あの、誰かの戦い方に似てるってやつ。」
こいつら結局その誰に似てるのかわからへんかってん、と少し煽るように聞いてくるシャオロンさん。
ある1人のことについてどんだけ話してんねん、と少し呆れる。
しかし逆に、その珍しさに話題のAという人物に少し興味もある。
そんな心境の中、コネシマさんたちが言っていたという、誰かの戦い方に似ているということを考えてみる。
あの時は何も思わへんかったけど、言われてみればわかるような気がする。
「そうですね…、一緒に戦ったんちょっとだけやったけど、一瞬、そっちの方向のこと気にしなくなったんですよ。なんか、こう、死角がなくなるような感覚。
だから、たぶん_________。」
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水愛(プロフ) - ありがとうございます！そう言ってもらえてすごく嬉しいです！これからも頑張っていくので、よろしくお願いします。 (2019年3月30日 20時) (
レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
凛月香(プロフ) - 初コメ失礼します！もう好きです((語彙力。更新楽しみにまってます！ (2019年3月30日 19時) (レス) id: 7680aed55f (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます！そんな風にコメントもらえるとすごく嬉しいです！これからも地道に更新していくので、よろしくお願いします。 (2019年3月26日 20時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - コメント失礼します！この作品とっても面白くて、更新がめちゃめちゃ楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年3月26日 19時) (レス) id: 9784390969 (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - リツトさん» ありがとうございます！そんな風に言ってもらえて光栄です…！相変わらずゆっくり更新にはなりますが、頑張っていくのでよろしくお願いします。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水愛 | 作成日時：2019年3月11日 21時
