花びら4枚 ページ4
テストは思っていたよりも呆気なく終了した。
今、自分が持てる最大のものを出すことができたと思うので、私はわりと満足している。
もしこれでダメだったのなら、今の自分の実力不足だし、それと同時に、我が国の狙撃隊のレベルの高さが伺える。
この程度の実力では足りないというのなら、訓練兵としてさらに実力をつけるしかない。
そのくらいの覚悟ができるほど、全てを出し切れた。
一方で、同期たちは最初の雰囲気にのまれ、十分に実力を発揮できなかったという子もいた。
しかし、その目に諦めた様子はなく、じきに慣れることができればすぐにでも解決することだろう。
.
「はい、お疲れさんでした〜
今月の昇格テストはこれで終わりやな、昇格者発表はいつも通り、3日後。
ほな、解散してええで。」
「っは！訓練兵、敬礼！
ありがとうございましたっ！」
「「『「ありがとうございました！」』」」
鬱隊長の言葉に返すように、先輩の号令の声が響く。
私たち訓練兵の敬礼を背中に受けるようして幹部3名が訓練室から退場される。
それと同時に、全員が一斉に話し始める。
「あ"〜〜、終わったぁああ"…！！」
「やばい、やばい、」
「ちょお、今回はマジでいけたかも！」
「どうしよう、毎度のことながらコネシマ隊長がしんどかった…」
「あそこ、めっちゃ難しかったよな…」
つい先ほどまで静かだった訓練室が、いつものような賑わいを取り戻す。
…まぁ私も例に漏れず、近くの先輩たちと感想戦をしている。
「お疲れ様！初めてのテストどうだった？」
『お疲れ様です。そうですね、まぁ緊張しましたけど、ちゃんと自分の実力を出し切れたと思うのでわりと自信あったりします。』
「お、言うね〜」
「初めての子はわりと戸惑うことが多いんだけどな。」
「あー、そういえばAちゃんはすぐに順応してたよな。」
「確かに。なんかもうさすがって感じだったし。」
『褒められても何も出ませんよ。それに、最初の方はわりと動揺してたんですよ？』
「ははっ、それ聞いて安心したわ。」
...
..
.
「大先生的にはどうやったん？今期の卒業生たちは。」
「うーん、せやなぁ…、何人かめっちゃ可愛い子おったわ。」
「はぁ、ドヤ顔で何言ってんねん。さっさと決めてくで。」
そう会話する青色の瞳には、1人の訓練兵が目に留まっていた。
「…ええやん。」
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水愛(プロフ) - ありがとうございます！そう言ってもらえてすごく嬉しいです！これからも頑張っていくので、よろしくお願いします。 (2019年3月30日 20時) (
レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
凛月香(プロフ) - 初コメ失礼します！もう好きです((語彙力。更新楽しみにまってます！ (2019年3月30日 19時) (レス) id: 7680aed55f (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます！そんな風にコメントもらえるとすごく嬉しいです！これからも地道に更新していくので、よろしくお願いします。 (2019年3月26日 20時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - コメント失礼します！この作品とっても面白くて、更新がめちゃめちゃ楽しみです！更新頑張ってください！ (2019年3月26日 19時) (レス) id: 9784390969 (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - リツトさん» ありがとうございます！そんな風に言ってもらえて光栄です…！相変わらずゆっくり更新にはなりますが、頑張っていくのでよろしくお願いします。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水愛 | 作成日時：2019年3月11日 21時
