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25個目 浦 ページ29

船「俺らは谷側の席に座ってた。


バスが倒れたとたん、窓ガラスが割れて。


皆手すりとかを掴んでたけど、ちょうど、お姉さん……菜魅ナミさんがいたところが谷から飛び出してまった。


それで菜魅さんが窓から投げ出されて。


俺は手を伸ばした。


けど、掴めなかった。


だから、菜魅さんは死んだ。


俺が殺したんや。」


それは、センラのせいでも、誰のせいでもない




船「俺らは駆けつけた救急車に乗せられて病院に連れていかれた。


ある日、菜々が俺の病室に来て、言われたんよ。


“あんたのせいで姉さんが死んだ。”


“彼女さんに知られたくなかったら、私と付き合いなさい。”


“貴方に、わからせてあげるから。”




つて。


俺は………断らんかった。


もちろん、浮気なんてしたくなかった。


けど俺が人殺しだなんてAが知ったら、Aは幸せを失ってまうかもしれんって思って……。


Aの幸せを守りたかったんやけどな。


結局俺がAを泣かせてしまった。


俺の、自業自得やねん。」


「っ泉羅は悪くないじゃん!」


浦「……A。」


急にAが叫んだ


「センラが悪い訳じゃない!センラが殺したことにはならないよ!」


船「っ!」


「もちろん、浮気してたことを許した訳じゃない。けど泉羅は私を、守ろうとしてくれた。それがわかっただけで嬉しいよ。」


センラの目から、涙が一滴


浦「話してくれて、ありがとな。」


島「!そや、また、やり直そか!」


「え?」


するとまーしぃはAの前に立つ


そして、俺を見ると自分の右側を指した


そういうことか


俺はまーしぃの横にならぶ


坂田も分かったっぽい


珍しい


坂「センラ。」


坂田がセンラを呼ぶ


船「え…。」


センラはうなずいて坂田の左隣に


浦「A、もう一度、選んでくれ。」


島「君が、好きな人を。」


坂「君の、隣にたってほしい人を。」


船「今の、君の気持ちに正直に。」


さあ、やってやるか


浦「Aのことが好きだ。」


島「世界で一番、Aが好きだ。」


坂「どんな誰よりもAが好き。」


船「………Aが、大好きやよ。」


手を差し出す




浦島坂船「「「「さあ、選んで?」」」」


Aに、みんなで告白した雪の降るクリスマスイブ


それと同じセリフを


「!っ…私は……私が好きなのは……。」


ああ、二回目でも緊張するなあ


でも、悔いはない


トンッ…


俺の手に、彼女の手の感触は……ない


「よろしくお願いします。……泉羅。」


また、負けちゃった

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 浮気   
作品ジャンル:恋愛
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琴葉 -  感 動 (2018年11月23日 16時) (レス) id: 36978f0e24 (このIDを非表示/違反報告)
坂口美希 - 坂田依子 (2018年11月7日 0時) (レス) id: 27382a7b9f (このIDを非表示/違反報告)
坂田依子 - ふゆ (2018年10月8日 1時) (レス) id: 27382a7b9f (このIDを非表示/違反報告)
ちーず@ラ&リス - 山犬さん» 大丈夫ですよ!!気長に待ってます♪頑張ってください!(p`・ω・´q) (2018年7月27日 22時) (レス) id: 04ae70168f (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - ちーず@ラさん» いつの間にか期末も終わってて焦りましたww遅くなってすみません<(_ _)> (2018年7月7日 10時) (レス) id: 0a1d25e071 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山犬 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org./u.php/hp/2018821/  
作成日時:2017年3月26日 19時

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