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36 突然 ページ36

伊野尾side



目線が怖い


俺は縮こまって光に隠れながらながらやっとの思いで部活へ来た



光「やっと着いた!いやー人がすごかったな。すれ違うやつ全員伊野ちゃんのことガン見しあがって」



伊「光ありがと...」



光「この前テストがあってから、伊野ちゃん更に人気になっちゃったからね...」






テストがあってから告白してくる人数もグッと増えたし、前よりも人が集まりやすくなった


それに、最近は入学式の時に感じた『鋭い目線』をまた感じるようになった



それが、たまらなく怖い







中「お?全員揃ったね!じゃ練習しようか」



光「え?でもまだ高木さん来てないですよ?」



中「あー、高木くんは全教科補習だからしばらく部活に来れないよーあははっ」






高木さん来れないのか



確かに勉強できるタイプではなさそう





ちょっと寂しいな...









え?








寂しい?









全然寂しくなんかないし!









何言ってんだ俺









.









.









コンコン



生徒「失礼しまーす」



中「...?何か用ですか?」






ノックをして入って来たのはイケメンで明らかにモテ男の生徒



靴の紐が緑だから、3年生だ...




生徒「あ、俺は手越祐也。そっちの伊野尾慧くんに用があるんだけど?ちょっとこっち来てよ」






嫌な予感がした


光も裕翔さんも顔を見合わせて、俺が行くべきか悩んでいる



断りたいけど、相手は3年生






伊「じゃ、俺行きます」



光「え!?でも...」



伊「大丈夫だよ?待ってて」






俺はふわっと微笑んで不安そうな光と裕翔さんを見た





中「じゃあ、待ってるね」



伊「はい」



手「それじゃ、ちょっとついて来てね〜」









俺は教室を出て、手越さんの後ろを歩いた





伊「手越さん。どこ行くんですか?」



手「裕也って呼んで」



伊「え...」





手越さんは歩く速度を速めた

初対面の先輩を下の名前で呼ぶなんて...




俺はどうしたらいいかわからなくなってそのまま黙った









手「ここなら、誰も来ないよね?」





連れて来られたのは人気のしない地下校舎へ続く階段の裏





伊「あの、どうしたんですか?」







手「俺さ、君のこと好きなんだよね。だから付き合ってくれない?」








...そんなことだろうとは思っていた









伊「すみません...俺は付き合えな____っ!?」









気付いた時には、手越さんからキスされていた

37 階段裏→←35 テスト返し



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Aduki(プロフ) - るりさんありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!どんな展開になるのか、楽しんでくださいね! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - これはいのひかなのかやぶひかなのか。妄想が膨らみます!見てて楽しいです! (2019年2月12日 18時) (レス) id: eeedadf368 (このIDを非表示/違反報告)
Aduki(プロフ) - こーちゃんさんありがとうございます!最近は更新が遅くなりがちですみません...。これからも頑張ります! (2019年2月7日 16時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん - Adukiさん はじめましてこーちゃんです! 更新頑張ってください!! (2019年2月7日 9時) (レス) id: 19d7d59a6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Aduki | 作成日時:2019年1月7日 16時

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