短編集 (ページ3)

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放課後、教室でページ3

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「もぉ、そんなに怒んなって」

「怒ってなんてないです！」

先生はいつも一枚上手で俺をからかってはくすくす笑ってるような、そんな人

ほら、また。

俺がさっきの事で機嫌が悪いからと目の前に来てあやす様にキスをくれる、

「んっ……」

どんどん深くなっていってそれと同時に息も苦しくなっていって背中をどんどんと叩いたら離してくれて

「んー！んーんー！……………ぷはっ」

俺の髪を撫でながら

「んもぉまだお子ちゃまだなぁ鼻で息してって言ってるのにー」

と子供扱いをしながら瞼にキスをくれた

先生は俺と喋っていると幼稚だ。なのに凄く大人。

俺がさっきのキスで少し疲れたので布団に横になりながら先生にたずねた

「ねぇ…なんでしてくれないの？」

「んー？ふふ卒業してからのーお楽しみとしてとっておくの〜」

「俺の、、その魅力…そういう魅力がない…から…とか……」

緊張気味でいうと違うよ！と怒ったような感じですぐに答えてきた

「俺もしたいの！めっちゃムラムラするしだいたい高校生なのにどーしてそんな色気があるんだよしょーくん！」

あんまり先生が感情を面に出しているのを見たことがなくて呆気に取られていると

ぐいっと腕を引っ張られて
さっきよりも深い深いキスをされて

「俺だって我慢してるの！」って怒られた

何でか笑けてきて声を出して笑ってしまった

そしたら

「うん、しょーくんのどんな顔も好きだけど笑顔がいっちばん好き」って

、

、

俺の初恋は甘酸っぱかった

それでいて夢のようで苦くて

胸を離れない、

結論いうとやっぱ先生は子供だなーって

ほら今も

「しょーくん！早く！」

君が恋しい。

、

放課後、教室で終わり