放課後、教室で ページ2
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運動部の掛け声や廊下を走る音が少し聞こえないくらいの時間帯に教室にまだいる、自分。
待っている人がいるのだが
なかなか来なくて若干イライラし始めた頃
立て付けが悪いのかガラガラと音を立てながら開く扉
その中から出てきたのは俺が待ち構えてた人。
「律儀に待ってたの…もう帰ったのかと思ってたよ」
(放課後、教室で。)
「うん」
彼の声を聞くだけで先程のイライラが嘘みたいに消えてこんな甘い声を出せるだなんて
恋が為せる技だと思う。
まるで俺の思ってたことが全て顔に出ているこのような感じで
「イイコ………」
と言った。
待ち構えてた人｡それは先生。
先生はスッと近づいてきて俺の頭を撫でた
俺は別に嫌がる素振りも見せずに瞼を閉じて静かに受け入れた。
暫くすると撫でるのも終わって
「いうことはなぁい？」って聞いてきたから
立ち上がって先生の首に手を回し
猫なで声で
「せんせ、今日は家、行っちゃ、だめ？」
最大級の上目遣いを添えて言ったのだが
ふふ……と笑うだけで動じず
少しお尻を触りながら
「今日はイイコにしてたから御褒美」
とおでこにキス、をくれた
、
、
家に行ったとしても俺がまだ未成年だからえっちはしない。ごろごろとイチャイチャするだけ
「せん…「なーまーえ」さとくん………」
「なぁに」
「なんでもない………」
貴方が言えって言ったんだろうが！と心の中で突っ込みながらあまりにも愛しい、という顔をするのでいてもたっても居られず後ろに振り向くと
くすくす、とまた笑いながら
「耳まで真っ赤にしちゃってかぁいい」
俺、茹でたこ状態。
、
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作者名：さつき | 作成日時：2017年4月24日 7時
