Number23 ページ23
「グレネードランチャーか。」
太宰治はモニター越しの爆音を眺めながら珈琲を啜る。
件のショッピングモールの憧憬はひどいものであったが画面越しに被害を及ぼすものではない。
「まぁこのビルが倒壊したら晴れて私は冥土の川に入水出来るのだけどね、そういえば今日は補強工事があったのだっけ」
種田長官に怒られるなァ
倒壊寸前のビルの前に路駐しているにも関わらず他人事のような感想を述べながら戦況を見守る、戦闘というより蹂躙に等しかったが。
たった一発の弾丸で戦況が文字通り二分される迄は
吹き抜けの上階から唐突の落下物
重力使いとて、上からの障害であればそちらに力を回さな訳にはいかない
両者の間に落ちた落下物は戦況を変えるのに充分過ぎる代物だった
「あのタイミングで公安は幾分、運命の女神に愛されているらしい。そろそろ私の出番か」
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楓(プロフ) - 好きです(唐突な告白)(( (2019年8月25日 3時) (レス) id: d0d516be25 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - ありがとうございます!すぐ直します! (2019年2月10日 20時) (レス) id: 40df59a5bc (このIDを非表示/違反報告)
光牙(プロフ) - Number9の異能特務化は異能特務課の間違いだと思います! (2019年2月8日 5時) (レス) id: 9f1be4066b (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 返信遅くなってすいません、すぐ直します! (2018年9月27日 15時) (レス) id: 0177018393 (このIDを非表示/違反報告)
警察学校組尊い(プロフ) - 2個くらいそうなっている個所があります (2018年9月25日 20時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいうえお | 作成日時:2018年9月3日 13時