この胸騒ぎはどこから ページ27
(水上SIDE)
狂気の嵐もやっと過ぎ去って、井ノ宮さんと帰ろうとした時に。伊沢さんが、肩をポンと叩く。
「水上、ちょっと手伝ってくれないか?
スコア係が今日休んでて、俺一人じゃ大変なんだよ。」
「・・・井ノ宮さんを送らないと行けないんですが。」
「それなら心配はいらない。」
ワケアリ顔で、伊沢さんが答える。何か企んでいる顔に見えるのは、気のせいであってほしい。
「・・・伊沢さん、どうかしたんですか?」
中々帰ろうとしない僕を見かねてか、井ノ宮さんが声をかけてきた。
「んー?スコアの集計の人手が足りなくって。水上に手伝ってもらうんだけど、井ノ宮ちゃんもやる?」
「あ、はいっ。やります!」
ほらな、と伊沢さんはニヤリと笑った。
「スコアの計算自体はExcelでやるんだけど、入力に時間がかかるからさ、それ手伝って。パソコン、もう一台そこにあるから。」
仕事は役割分担した方が、効率が上がるだろうと、僕は井ノ宮さんに尋ねる。
「井ノ宮さん、スコア読み上げるのと、パソコンに打ち込むの、どっちがいいですか?」
「ん・・・」
彼女はしばらく指先を口元に当てて考える。
その仕草は人形のように可愛らしくて。
つい、見とれてしまった。
「えっと・・・・・じゃあ、読み上げる方で。」
「・・・じゃあ、ここからお願いします。」
それからは、この静寂に包まれた部屋の中、キーボードを叩く音と、彼女の透き通った声だけが無機質に響く。
普段ならこの『いつも通り』に安心感を
今は何故だか胸騒ぎがして、もどかしくて。
どこか息苦しくて、胸がザワザワする。
やっと作業が終わった時には、盛大なため息をついて、机に突っ伏してしまった。
「水上、疲れるの早すぎだろ(笑)」
「精神的に疲れただけですって。わざわざそんなこと口にしなくてもいいじゃないですか。」
「でも大丈夫ですか?水上さん、最近ぼーっとしてること多いですよ?」
「最近寝不足だからかもしれまs」
「っていうかさぁ。」
会話を聞いていた伊沢さんが口を開いた。
「なんで二人共、お互いに敬語使ってるの?」
文章力があんまり成長してません。思いついたシチュエーションは面白いのに、文章力がひどい・・・・・!
今は、自分の妄想で物語を補っていてください。
妄想は最強だ!
・・・・・それを文章のするのが私の仕事だろうって?
ごもっともです。
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mathgirl - (下記の続き)流石に限界らしく、ここに来るのは難しいそうです。私もこの作品を読んでいたことを知っていたのか、前触れもなくこんな状態になってすまない、と言っていました。多分、この作品は更新できないと思います。急なお知らせですみません。 (2017年12月16日 15時) (レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
mathgirl - すみません、Ariceの妹です。個人のスマホを持っていないので、姉と同じIDになっています。姉は受験生ではないのですが、最近部活に忙しく、志望校に行くための勉強や、資格の取得でどうしてもこちらへ来れないそうです。テスト前までは粘っていたようですが・・・ (2017年12月16日 15時) (レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
Arice - 良いですよね!彼ならドラえもんにも勝てるんじゃないか?と思えるくらい強いし・・・私は、好きなキャラは決められませんが、卓也さんを見ていて、いつも笑っちゃいます(笑)。 (2017年11月26日 12時) (レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
月読命 - Ariceさん» 内人です!一番の苦労人(とかいてドラえもんと読む)って感じがするので・・・! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 3990fcd378 (このIDを非表示/違反報告)
Arice - 分かります!私も大好きなんです!時が進む事に、どんどん壊れていく創也の観察日記を書きたい(笑)。月読命さん、都会トムで気に入ってる登場人物とかっていますか? (2017年11月26日 10時) (レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Arice | 作成日時:2017年10月13日 20時