always

〇*41.〇 ページ41

井ノ原side




.




たまにさ


思うんだよね







こいつに、全てを見透かされてんじゃないかって




そう、考えると








すっごい、恥ずかしくなる








でも...



嬉しいって思ってる自分がいる









剛の方が歳下なのにね




たまに、本当にたまにね！









差し伸べられる手に



甘えたくなる。









俺も




剛が居てくれて






よかったよ









剛｢健、寝てないで助けろよ｣



｢健〜！寝てていいぞ！｣



剛｢おいてめぇ｣








いつもならさ



俺と剛の間に健も入ってきて







健｢井ノ原くんふざけんなっ｣



なんて言って


からかってくるのに






あ、別にMってわけじゃないよ？


暴言とか言われたいわけじゃないからね？




...ね？







たださ、



健の声が聞こえないと







寂しい。








｢起きろ〜｣








アニメとか、映画とか



そういう世界だったら





健は今頃、目を覚ましているんだろうな









夢、だったら



もし、これが全部






夢の中の話だったら



どんなにいいだろう









.





.





.









｢...あれ｣






そっか、あのまま、眠っちゃったんだ俺



剛は...








いない、








帰ったのかな...






相変わらず、健は寝てる









｢ふぁ〜...｣





｢健〜...｣









健...




いつまで寝るの...








｢もう朝だよ...｣






そろそろ起きなさい






.

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