姉ってこんなに大変だっけ…？

68話 ページ21

苺side

莉犬と一緒にリビングに行くと弟達がいた。

『あっ、おかえり〜』

私は気軽に声を掛けられる事に嬉しさを感じる。

「ねーちゃん、ただいま〜」

ジェルむ目をキラキラさせて言ってくる。

はぅっ、可愛すぎる。

「あぁぁ。お姉ちゃんっ!!今日お昼ご飯食べなかったでしょ！」

なーくんのお怒りの言葉が聞こえる。

お昼ご飯…？

『…あ』

忘れてた。

サッと顔が青くなる。

『いや、まてなーくん。私、今日朝ごはんはよゃんと食べた。うん。ねっ、りーぬ。』

私は莉犬に助け舟を求める。

「え？あー、そういえば朝一緒にパンケーキ食べたよ」

『ね、朝ごはん食べたよ…？』

さぁ、話題逸らし作戦上手くいくか!?

『美味しかったよ〜』

するとなーくんは頬し少し緩め

「ほんとぉ？嬉しい。」

ニコッと笑った。

あ"あ"良心が痛む…

「でもまぁ、それとこれとは話が違うよね。お姉ちゃん？」

前言撤回です。

怖いっす。先輩。

『忘れてただけだよ。ちょっと集中しすぎただけだよ。うん。』

「お姉ちゃん！俺、朝言ったよね？ちゃんと自分の体を大切にしてって。」

「え、それなーくんが言えることやないやん。」

『ジェル、それな』

「お姉ちゃん？ジェル君？」

な組が出動したなーくんにたっぷり怒られました。

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