31 、胸の内 ページ32
一松side
一「それが今、一緒に住んでるんだよね‥」
俺はあの後、彼女の名前を調べたり、(後を着けた) そのおかげで家の場所が知れたりした
そして今に至るわけだけど…
一「未だにお礼言えてない…」
そもそも、Aは、あの事を覚えていないと思う
もし覚えてたとしたら、彼女も俺への態度が違ったりするのかな、なんて思ったりするけど、彼女にとっても良い思い出という訳じゃないだろうから、今のままでも良いかな、なんて
一「…どんだけクズなんだ、俺」
もし、彼女に本当の事を言ったら、悲しむだろうか
"助けた人" と、"ストーカーした人人" が同一人物だなんて____
「…一松くん?」
一「…ん、あ、A、何?」
「あ、いや…何か、ぼーっとしてたみたいだったから」
一「あ、ごめん…少し、考え事してた」
「…そっか」
そう軽く微笑みながら言えば、「カラ松さんも、同じなのかな、流石兄弟だね、あ、六つ子か」 なんて無邪気に笑う彼女
(…というか、クソ松もかよ)
なんとなくイラッとしてたら、俺と同じく考え事をしていたらしいクソ松が突然
カラ「…なあ、A、この賞状やトロフィーは、お前のものなのか?」
「…あ、は、はい…私のですよ」
カラ「凄いな 、!柔道、と書いてあるが、習ってたのか?!」
「……はい」
柔道か…あ、だから彼女はあんなに強かったのか
でも、目を輝かせながら話すクソ松とは裏腹に、Aの顔は少し曇っているのが気になる
…過去に何かあったのか?
そんな俺に気付いたのか、Aは、
「正しくは、今も習ってるんですけどね、」 なんて少し悲しそうな顔をしながら、
「話します、私の過去を」
そう言って話し始めた________。
.
32 、過去編1 ( 夢主 )→←30 、過去編2 ( 一松 )
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美瑠(プロフ) - カズサさん» ありがとうございます!ストーカーって怖いですよね…その様な気持ちになって頂けたらこちらとしてもとても嬉しいです!こちらこそありがとうございます! (2017年1月5日 17時) (レス) id: ea0e0992e5 (このIDを非表示/違反報告)
カズサ - とても面白かったです!私もストーカーされたことありまして...。でもこの小説読んで嫌な気持ちが少し軽くなりました笑ありがとうございます。 (2017年1月4日 14時) (レス) id: 17c4b817b8 (このIDを非表示/違反報告)
美瑠(プロフ) - BloodyMaryさん» さんくす〆(・ω・o) (2016年8月31日 18時) (レス) id: ea0e0992e5 (このIDを非表示/違反報告)
BloodyMary(プロフ) - 耳攻めのところが最高です(*`ω´)b (2016年8月31日 18時) (レス) id: dad9c855f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美瑠 | 作成日時:2016年8月27日 14時