一松くんはストーカー【一松】

10 、渋々の決断 ページ11

｢いや意味わかんないんですけど｣




一｢さっき話した通り…帰る家なくて…｣




｢だからってなんで私の家なんですかッ？！私女だし！そもそもストーカーを泊めるわけないでしょうｯ？！早く家帰れッ！！｣




一｢そうだよね…(シュン｣




｢あ…｣




い、言い過ぎたかな…



って、この人はストーカーだぞA！！なに同情しようとしてんだ！！




危ない危ない…こんな状況だからパニクってるんだな…





一｢わかった…じゃあ俺家に帰るね…もし俺が喧嘩で死んだら、お墓参りきてね…｣




｢え｣






いやちょっと待てえええええい！！



死んだら？！何言ってんのコイツ？！喧嘩で死ぬって何？！





一｢だって…そのくらいの喧嘩したんだもん…帰りたくない｣




｢だ、だからっておかしいですよね？！｣




一｢…おれ友達いないし…話し相手とか猫しかいないし…｣




そう言ってうなだれる松野さん






一｢お腹空いた…」







よくよく見てみれば髪ボサボサだし服は汚れてるし顔色もどことなく悪い気がする






私は考えた




そして








.







.









｢……家、来ていいですよ｣

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