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間諜疑惑 ページ19

本部に戻ると、首領(中身A)が居なかった。

俺は、報告書は明日まででいいかな、と思いつつ、別に気にも留めなかった。

翌日も、あいつは来なかった。

翌々日、首領とAの中身が戻ったと知らされた。

俺は、昨日一昨日あいつが姿を見せなかったのは、方法を探して居たからだと早合点した。

その考えは、久々に単独任務に行かされたあいつが居ない間に、

首領からの命令によって打ち砕かれた。

森「中原君。昨日一昨日私の弟が組織に来なかったことは知っているよね?」

中「はい。それがどうかしたのでしょうか?」

森「これは未だ誰にも話して居ない…勿論紅葉君にもだ。

私の弟…A君に、間諜の容疑がかかっているのだよ。」

中「何故ですか?」

森「一昨日、あちらのボスを拉致し損ねた時の惨状、覚えているかい?」

中「ええ、まあ一応は…」

森「其れがね、A君が異能を使った時の惨状に酷似しているのだよね。

其れにあの異能を発動すると、自分も瀕死状態になって、翌日の昼に全快するのだよ。

其れは知らなかったよね?」

中「…はい。詰まり、首領は、昨日一昨日Aが居なかったのは、傷を直して居たためだ、
とお考えになっているのですか。」

森「其れにね、A君が所属していると疑われている組織の情報を持って居たのが此の前の組織なのだよ。解るね?」

中「…殺せと?」

森「いや、未だはっきりと決まったわけではないからね。
彼の交流した人物、行動経路と場所、
行動で不審な点、彼を見ている人がいるかどうかは分からないけど、居たらそいつの特徴も、
全て報告書にまとめて五日ごとに提出して欲しい。」

中「了解しました。でも何故俺に?」

森「だって中原君、彼に好意を抱いているだろう?ちょっとした変化も気付きやすいと思ってね。」

中「…好意、ですか。確かにAは、好ましい性格の人だとは思いますね。」

森「そっちじゃないよ。君は私の弟に、恋をしているのではないかい?」

中「はい?…え!ちょっと待ってください、俺が彼奴に、恋、ですか!」

森「そうだよ。君の熱い彼への視線、多分尾崎君も気づいているんじゃないかな。」

中「…もし、Aが、間諜だった場合は、如何するのですか?」

森「君に処分を任せるよ。其れにね、私も実の弟を失いたくはない。彼の疑惑を晴らすことも、君には期待しているのだよ。」

中「了解しました…!」

俺はAを好きなのか…?
_____

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泡ヶ塚 - 晋陽さん» 笑っていろんなことを教えてくれそうな感じです、よく分からないけれど。誤字などがあったら教えて下さい! (2017年9月30日 10時) (レス) id: 0b460ba944 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 泡ヶ塚さん» 大人の余裕とは....← (2017年9月7日 22時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
泡ヶ塚 - 否、でも晋陽さん私より年上ですよね!?大人の余裕が感じられます!なのでタメ語は控えさせていただきたいのですが… (2017年6月8日 1時) (レス) id: 0b460ba944 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - しんようですよ〜笑タメ語でOKです (2017年6月7日 19時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - フオォォォッ!!?(゚∀゚)← めっちゃ続き気になるうぅぅぅぅぅぅuゴフォェッ!?(中也と夢主から殴られました)← (2017年6月4日 20時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:泡ヶ塚 | 作成日時:2017年2月27日 19時

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