。+°11memories°+。ver.番外編5 (ページ35)

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154ページの続きですっ

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思わずブクブクと沈みたくなるこの写真

それは、二つ並んだソフトクリームの写真

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ちょっとしたテラスみたいなところに、ソフトクリームの屋台があった

小腹が空いたね、と言うことになったので

うちはチョコレートのソフトクリームを

浜野くんはバニラのソフトクリームを買い、

近くにあったベンチに座って食べることになった

美「ごめん、食べる前にちょっと写真撮らせてくれる？」

浜「いいっすよ！」

美「………よし、ありがとう！」

浜「いえいえ！」

美「じゃあ、いただきまーす！」

チョコレートの濃厚な味が口に広がる

外にいるからなのか、塩の香りがするような、しないような……

浜「んっ、うまい！」

美「ふふっ、そうね！」

浜「……」

その後、食べ進めると思っていた浜野くんは、うちの手元を見て固まっている

まさか、もう溶けてきてたりして！？

浜「…先輩、一口もらってもいいですか？」

溶けていないのを確認したら、そんな声がかかった

美「じゃあ、スプーンもらってくるから、ちょっと待ってて！」

浜「いやいやいや、いらないっすよ！！」

なんで？

一口って……

そ、そういうことだよね……？

浜「こうした方が早いっしょ？」

何が、と聞く前に浜野くんは、うちの持っているソフトクリームをパクッと一口

美「え、ちょ、まっ………え？」

浜「チョコも結構いけますね♪」

そんな呑気なこと言ってるけど……

今やったこと、自覚してるのかしら……？

すごく大胆な行動に出てたんだけど……

浜「あ、先輩も俺の食べます？」

追い討ちをかけるこの提案

さっきのよりもっとマズイ……

ど、どうすればいいのよ……？

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心臓ばっくばくで危なかったのに、さらにこの提案は意図してやっているのかって思ったよ

まぁ、でもこの後も変わらず大変だったんだよね……