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前奏 ページ1

僕はピアノが好きだ。
上手くなればなるほど綺麗に奏でるピアノが好きで夢中になっていた。好きになったのは、4歳ぐらいのときだった。

祖母の家にあるピアノを母さんが弾いてくれた時だった。はじめは、"綺麗"、"面白い"という好奇心で自分でも触ってみた。


ポーン…__


ひとつの音が心を揺さぶった。
別のとこを押すとさっきとは違う音がする…当たり前のことが、幼いぼくの心にとても響いた。

それから興味をわき、自分の独学でピアノをはじめた。楽譜を覚えて実際に弾いて、「ここをこうしたらもっと良いんじゃないか…?」と思い自分なりにアレンジしたり…。そんな日々を繰り返した。

そんなある日、母の知り合いのピアノの先生を紹介してくれた。はじめは緊張したがだんだん馴れて、先生とピアノを弾くのが楽しかった。
これからも、ピアノを頑張れる………



はずだった…_





「奏…___」

「お前は…_____」

「アハッ。奏は…」









綺麗だね。




「ッ!!!!……」

目を開けるとそこは自宅のリビングだった。窓の方を見ると、日が出始め、カーテンの隙間から日の光が射し込んでいた。リビングに立て掛けてある時計をみると5時20分。

「…はぁ。…夢か」

夢で良かったと思い、一息つくと寒気がした。どうやら、さっきの夢のせいで少し冷や汗をかいたらしい。このままだと風邪をひいてしまうと思い、寝間着を脱ぎ始めた。
…ふと鏡が見え、自分の体をみるとまた寒気がした。それもそのはず、なぜなら左肩の鎖骨近くに切り傷の跡があるのだから。


「ッ……くそッ…。なんであんな夢をみちゃうんだよ。」


トラウマの記憶を夢でみて、悲しさと同時に苛立ってしまう。…醜い。と思いつつも、自分ではどうしようもできない事にまた苛立てた。

忘れたい記憶なのに…忘れられない

まるで、呪われたかのように…__。

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紅まっちゃ(プロフ) - あみだけどうぉぬよんのtastyが忘れられない人さん» あーたまに間違えてしまうんですよね(´・ω・`)誤字報告ありがとうございます!修正します! (2020年12月23日 6時) (レス) id: f84ee2acf2 (このIDを非表示/違反報告)
あみだけどうぉぬよんのtastyが忘れられない人(プロフ) - ピアノって「弾く」だと思います! (2020年12月17日 22時) (レス) id: c1e9143c4a (このIDを非表示/違反報告)
紅まっちゃ(プロフ) - 綺羅さん» マジですね!!すみません!(´;ω;`)修正します! (2020年8月12日 21時) (レス) id: f84ee2acf2 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅 - あの、すみません、研磨って弧爪じゃなくて孤爪だと思います (2020年8月12日 16時) (レス) id: b7fa7ddfab (このIDを非表示/違反報告)
塩苺(プロフ) - 紅まっちゃさん» ありがとうございますm(*_ _)m (2020年8月11日 12時) (レス) id: 7b3710605c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅まっちゃ | 作成日時:2020年5月14日 11時

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