先生との恋 (ページ9)

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午前10時

パンｯ

マラソン大会がスタートした

『…ふぅｯ』

10キロなんて死ぬ

ミ「A！！Aってばー！」

後ろから声がして振り向いた

『ミヤちゃん！』

ミ「Aー！久しぶりじゃんかー！どうなのよ、最近はー！」

『ミヤちゃん相変わらず元気だね笑』

ミ「元気なもんか！今日の朝もさ、彼氏と喧嘩して、あいつまじ許さん！私の好きなプリン目の前で食べやがって」

『はい？笑ミヤちゃんも食べたらいいじゃん笑』

ミ「私はダイエットの真っ最中なのー、あと3キロ痩せたら食べようと思って我慢してんのにさ、あいつ最悪過ぎない？」

『何その喧嘩笑微笑ましすぎでしょ笑』

ミ「あんたは？いい人クラスにいないのー？あんたのクラスイケメン多いじゃん？」

『まだあんまりみんなと話してないからわかんないや笑』

ミ「1年なんて一瞬なんだからはやくいい人見つけなさいよー？」

西「お前ら話しながらよく走れるなー」

ミ「お！にっしませんせー！」

おっと、…

『…』

ミ「うちら今恋バナ中なんでー聞かないでよー」

西「恋バナ？それはめちゃくちゃ気になるな」

ミ「いやね、Aが早く彼氏出来て欲しいなーって私は思ってるわけですよー」

西「ほうほう」

ミ「だーから、いい人いないかなーって話をさ」

西「それならもういるんだよねー」

ミ「は！？どゆこと！？え？」

西「Aの彼氏は、

これから俺…『あああｯと！…ミヤちゃんこの人の言うことは気にしないで！ほんとに全部嘘だから！！』」

ミ「A？笑急にそんな大きな声…『…へへっ、ははは、もうほら時間ないし、急ご、』」

「ミヤー、クラスで集まるってさー」

ミ「あ、呼んでるｯ、ごめんAちょっと行ってくるね」

『…あ、う、ん！私ちょっとペース落としていくね！』

ミ「また後でね！」

そしてミヤちゃんは前の集団に混ざった

西「あんなに必死に止めることないのにー」

『…先生、なんでこんなとこいるんですか』

西「俺最後尾の見守り担当だから」

『え、私が最後ですか？』

西「そう」