迷い�� ページ29
森「中でも、治癒能力は有難いねぇ。うちは傷が治るのに何ヶ月もかかることがあって戦闘復帰が遅れる。でも、君の異能があれば一瞬で構成員の傷が治る。マフィアの首領として嬉しい限りだ」
………矢っ張り、森さんは不死連隊を作ろうとしてるんだ…
森「改めて、奈穂君」
私の目の前まで来て、森さんは言った
森「ポートマフィアに入ってくれないかね？」
その目は、恐ろしい程冷たい。流石はポートマフィアの首領だ
『……………』
どうするか……頷けば、私は一生マフィアの構成員。横に振れば、一生ここから出られない…と思う。私は、どうすればいいんだろうか？
森「……時間はまだ有るんだし、ゆっくり考えてくれ給え」
森さんは扉に向かってまた歩き出した。そして、此方を振り向いて言った
森「まあ、君に拒否権は無いけどね」
森さんは扉を閉めて出ていった。その場が静かになる。私は頭を抱えた。何の音も聞こえない、真っ暗な部屋の中で
・
・
あれから何時間経っただろうか。未だに私は頭を抱えていた。気持ちの整理がつかないのだ
『(私は……どうすればいいんだろ……)』
その時
扉が開くと同時に、光がその部屋に差し込んだ
『………！』
私は思わず頭を上げた。しかし、誰かを確認すると身体が固まってしまった
芥川「流石の貴様も、幹部級には適わなかったか……」
咳き込みながら部屋へ入ってきたのは芥川くんだった。扉が閉められ、そこはまた暗くなる。あれから会うのはこれが初めて、何故か鼓動が早くなった
芥川「……その傷は…」
この胸の傷ですか…？めっちゃ痛いのでせめて真面な治療をお願いします。それか、治療させて下さい
芥川くんがその傷を見ると少し顔を顰めたような気がした
そして、ゆっくりとこっちへ歩いてきて、目線を合わせるようにしゃがみ込んだかと思えば
『っ……』
口に巻かれていた布を乱暴に取った。え？取っちゃっていいの？私異能使えるようになるのに？
芥川「……異能は使わぬのか？」
『……使って、今すぐにでも脱出したいです…探偵社に戻りたい。………でも』
私は俯いた
『……マフィアの構成員は、傷つきながら毎日闘ってると聞きました。何ヶ月も、治らない傷を負って』
芥川「……それがどうした」
『………私は…異能を誰かの為に使いたい。誰かを守るために。だから…構成員にも使わなきゃいけないのかな……って思って…』
※文字数…！！
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るーりん(プロフ) - 七巳流さん» ありがとうございます！大丈夫です、私も分かりません() (2022年9月9日 23時) (
レス) id: dba2b4d298 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - ドックフードの件が良い！！！ (2022年9月9日 22時) (レス) @page38 id: 946d7e89eb (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 芥川さん可愛い。恋を理解できてないのも良い。恋私も知らないけどね！！！ (2022年9月9日 21時) (レス) @page8 id: 946d7e89eb (このIDを非表示/違反報告)
るーりん(プロフ) - 三斗(トリップ願望者)さん» ありがとうございます！！そう言って頂けてとても嬉しいです！！ (2022年7月15日 22時) (レス) id: dba2b4d298 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - 夢主ちゃんの性格いいね！こう！THE一般人って感じがする！後、書き方うまいですね！文章の間の間隔とか！ (2022年7月15日 22時) (レス) @page15 id: 1595fb6da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーりん | 作成日時：2022年7月3日 22時
