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そして、時は流れ──────────



















谷崎「芥川くん、お疲れ様。依頼上手く出来た?」


芥川「勿論だ」


あの後、芥川は助けに来た国木田達と共にビルを出て、探偵社へ無事帰還した


結局銀の処刑は、最初から予定されていなかった。だが、事態が収束したあと、銀は姿を消した。芥川の前には戻れないからだ。しかし芥川は焦ってはいなかった。見つけ出し縋り着いたところで、また拒絶を受けるだけだと思っている


自分は兄の元に居てはならない、という銀の考えを今度こそ否定すると、芥川は心に決めた


ナオミ「皆様、少しお茶を飲みませんか?仕事も大体落ち着いてきた頃でしょう?」


賢治「そうですね!ありがとうございます!」


みんなが一つの机に集まり話したり、お茶を嗜んだりしている


乱歩「ねぇねぇ芥川君、またハンモック作ってくんない?」


芥川「構いませんが」


谷崎「またですか乱歩さん……」


与謝野「すッかりお気に召したみたいだねェ」


芥川は時折、乱歩のこういった要求に応えたり


賢治「そういえば芥川さん、あの農作物なんですけど、あれだと農薬の配合比率が……………」


芥川「ならばピレスロイド剤で………」


ナオミ「ほぼ何を仰っているのか判りませんわ……」


賢治と農業のことについて何時間も語ったり


国木田「取り込み中悪いが芥川、これも刻んでくれないか」


芥川「刻み捨てる!」


風紀員改めてシュレッダー大使に任命されたりした


芥川はそのようにして生きる


織田「済まん、誰か"彼奴"が何処に居るか知らないか?」


谷崎「あァ、"あの子"ならまたあの場所に行ッてくるッて云ッてましたよ」


ナオミ「そろそろお花が枯れるからと云ってましたわ」


織田「そうか、助かった」



















芥川「奈穂に何か用なのか?」




























強い日差しが照りつける。私は持っている紫苑の花束が枯れないよう、ある場所へ急いだ


私はあの後、探偵社へ運ばれ、与謝野さんの治療を受けて復活した


心臓が止まりかけだったらしいが、何とか間に合って良かったと、探偵社の人達は泣いていた


私が撃たれる前の咄嗟の行動、あれを社長が評価し、私は探偵社に必要な精神を持っていると、正式に入社が決まった。その日の夜は歓迎会をしてくれて、みんなお酒を飲んだり、食べ物を食べたりして、顔が真っ赤になってる人も居た

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作者名:るーりん | 作成日時:2022年12月29日 0時

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