伊之助end ページ45
貴方side
縁側で一人お茶をしていると、ドタドタと足音が。
その足音に敏感にういろうが反応する。
伊「お前っ!またうまそうなもん一人で食いやがって!せこいぞ!!」
貴「ふふっ、みつかっちゃった。半分上げるからおあで?」
ふんっと鼻をならして隣に腰掛ける。
2つあったお饅頭を1つ渡して、自分も少しかじる。
お茶を一口飲んで、またお饅頭を一口。隣では忙しなくもぐもぐしている伊之助。
しばらく無言が続き、私がお饅頭をかじろうとした瞬間、目の前から消えた。
貴「あれ…」
伊「お前が食うの遅いから俺がもらってやったぜ!れガハハ!」
貴「まったく…変わらないんだから…」
でも、そんな伊之助が愛しくてたまらない。周りからは早くくっつけなんて言われるけど、いまいち自分ではわからない。
そんなことを考えていると、伊之助が私の膝の上に頭を乗せて寝転んだ。
寝るわけでもなく、大きい目に真下から覗きこまれて恥ずかしくなった。
貴「なに…どうしたの?//」
伊「お前見てると、何か心がホワホワーってするんだよな。ときどき胸がグワーッてなるし、わけわかんねぇ。」
貴「そんなこと言われても…」
伊「俺、お前が好きだ。」
貴「え?」
伊「れが恋ってやつだなってわかったんだ!頭いいだろ!!」
貴「…ぷっ…確かに…さすが伊之助だね」
伊「そうだろ!だからお前は一生俺についてこい!!」
貴「うん、わかった。ついていく」
すると伊之助が起き上がって、
伊「いつも俺がしてもらってるからよ、今度はお前が来い!」
貴「え、」
腕をぐっと引っ張られて、伊之助の膝の上へ
貴「わあ…美形が目の前に…」
わしゃわしゃと頭を撫でられる。
伊「いつもしてもらってるからな!!」
貴「ありがとう、嬉しいよ」
…こんなに穏やかな時間が、ずっと続けばいいなぁ。
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さき(プロフ) - 言ノ葉さん» 確かにそうですね…!ありがとうございます!! (2019年9月13日 16時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - タグの「オリジナル」も消した方がいいと思います…… (2019年9月12日 21時) (レス) id: 50b948882d (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 寒波さん» 外すの忘れていました…!大変失礼いたしました!!教えて頂きありがとうございます!! (2019年9月3日 13時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
寒波(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年9月3日 12時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さき | 作成日時:2019年9月3日 11時