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慰め ページ20

貴方Side
鬼「はっ!わらわが炎を怖がっているだと?この阿呆が!」

貴「もう無理はしなくていい、終わりにしましょう?」

鬼の震える体を抱きしめると、私より大きかった彼女の体が縮み、同じくらいになった。

鬼「…終わらせてもいいのか?…もう、あの方から解放されていいのか?」

貴「ええ、いいのよ」

鬼は私に手を回し、ぐすっと静かに涙を流した。

鬼「わらわはただ、民を救いたかっただけなのだ…そして裏切られ、一時の憎しみに負けて鬼になり、救いたかった村の者を喰らい、殺した…許してはもらえぬ…」

貴「大丈夫、鬼になってまで貴方に死ぬまで仕えた者が2人もいたじゃない」

向こうに転がっている、折れた簪を見つめてさらに号泣する。
わーんと声を上げながら、膝を地面につく。
私を抱きしめる力は強くなり、肩に鬼の爪が食い込んできて痛い。

…もう大丈夫だろう

貴「炭治郎」

炭「…水の呼吸、伍の型…干天の慈雨」

静かに鬼の頸が落ちたとき、ポツポツと雨が降り始めた。

鬼「…ありがとう…」

涙を流し、微笑みながら消えていった。

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さき(プロフ) - 言ノ葉さん» 確かにそうですね…!ありがとうございます!! (2019年9月13日 16時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - タグの「オリジナル」も消した方がいいと思います…… (2019年9月12日 21時) (レス) id: 50b948882d (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 寒波さん» 外すの忘れていました…!大変失礼いたしました!!教えて頂きありがとうございます!! (2019年9月3日 13時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
寒波(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年9月3日 12時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さき | 作成日時:2019年9月3日 11時

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