夜柱は悲しく輝く2

連携 ページ18

貴方Side
鬼の背後からわっと炭治郎が斬りかかる。

炭「水の呼吸、壱の型、水面斬り！」

鬼「まだそんなに動けるか！次は腕を切り落としてやろう！」

貴「させない」

刀を持っている方の腕を素早く斬り、炭治郎が頸を狙う。
しかしあと少しのところで、鬼の周りを炎が囲んだ。伊之助と善逸、は寝ているけど、2人とも何とか無事で立ち上がった。

私と炭治郎は飛び退いて距離をとる。

鬼「さすがに4人はわらわ１人では遊べんなぁ…相手をしてやれ、左近」

そう言って鬼が頭に刺してある簪を2本抜くと、それぞれが姿を変え、鬼に変化した。

鬼「わらわの手下じゃ、遊んでやっておくれ」

貴「善逸！伊之助！任せてもいい？」

伊「おう！楽勝だぜ！」

あちらの鬼の方が弱いはず。きっと大丈夫だろう、

鬼「さて、お主らはどこまで耐えられるかのう…血鬼術、炎華」

パチパチっと火花が漂い、こちらに飛んできた。

貴「なっ…！」

その火花が、一気にバンッと音を立てて爆発した。

貴「あつっ…！」

少し火傷をしてしまった。
すかさず斬りかかってくる鬼に応戦する。
そしてまたすかさずに炭治郎が隙を見て斬りかかる。
…なのに攻撃は通らず、2人とも蹴られたり斬られたりで服はボロボロだった。

鬼「なかなかやるじゃあないか」

きっと、どこかに弱点があるはず、何か、何か…

弱点→←火炎の姫

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す