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火炎の姫 ページ17

貴方Side
善「鬼なのにめちゃくちゃ美人…鬼だけど…」

貴「炎はあなたの血鬼術?」

鬼「もちろんじゃ、美しいだろう?この炎」

妖艶な笑みを浮かべ、細められた金色の瞳には

貴「上弦の…陸…」

扇をぱっと閉じて懐にしまい、真っ赤な紅が塗られた唇が動き出す。

鬼「よく知っているなぁ、褒めてつかわすぞ?わらわは火華姫。十二鬼月の1人じゃ」

貴「…なぜこんなことを?」

鬼「そんなことは知る必要がない…鬼狩りなど死ぬがよいわ!」

戦闘態勢に入る。火華姫は空中でポンポンと火の玉を生み出すと、こちらに飛ばしてきた。

避けるなど造作もないことだが

火の玉に紛れて、目にも止まらぬ速さで火華姫が炭治郎に向かった。

貴「炭治郎!」

炭治郎は素早く距離をとってタイミングを待つ。

炭「水の呼吸、肆の型…打ち潮!」

しかし、攻撃を避けて低くかがんだ鬼は炭治郎の足を刀で斬りつけ、蹴り飛ばした。

幸い切断されるまでは行かなかったが、かなり深く斬られたようで、ふらついて膝をついてしまった。

善「炭治郎っ…!ぐぁっ…!」

続いて善逸が肩からお腹に向かって斬りつけられて倒れてしまった。

伊之助は上手く応戦している、そのうちに背後に回り込む。

貴「夜空の呼吸、壱の型、流星」

しかし、その攻撃も避けられた上に伊之助もみぞおちに蹴りを入れられ、私は刀で肩を突き刺された。

貴「っ!」

伊「ぐぁっ!いってぇ!」

速い…!私の攻撃を上回るなんて…

鬼「やはり童は童、弱くて脆いのう…心が痛む…」

貴「面白い、それくらいでないと戦い甲斐がないわ…心が痛んでしまうから」

久々に感じた自分の血の温もりと痛み。柱になってから怪我を全然していなかった。炭治郎達と会って腑抜けてしまった?かつての私ならこの鬼もすぐに倒せた?

貴「…弱くなったのかもしれない。けれど私は、大切な物を取り戻した!今の私なら、前の自分より強くなれる!」

連携→←美形の鬼



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さき(プロフ) - 言ノ葉さん» 確かにそうですね…!ありがとうございます!! (2019年9月13日 16時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - タグの「オリジナル」も消した方がいいと思います…… (2019年9月12日 21時) (レス) id: 50b948882d (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 寒波さん» 外すの忘れていました…!大変失礼いたしました!!教えて頂きありがとうございます!! (2019年9月3日 13時) (レス) id: b66acd21cf (このIDを非表示/違反報告)
寒波(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年9月3日 12時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さき | 作成日時:2019年9月3日 11時

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