隠柱〜鬼殺隊最強の少女は平凡をお望みです。〜

壱 記憶 ページ2

〈A〉

《何？》

〈お前に 隠家の当主になって欲しい〉

《！…分かった》


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


〈A〉

《はい》

〈君には柱になって貰うよ いいね？〉

《分かりました 有難う御座います 全力を尽くしますお館様》


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


《兄さん……何で鬼にな..んか》

《呪い！？……鬼になるしか無い…………なんて…》

《生き延びる為には……こうするしか無かったんだ…………………………》


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バッ

『ハアッ…ハアッ……』

またあの夢だ……..

最近、同じ夢ばかり見る。

昔、鬼殺隊に入隊したばかりの時の夢や、
鬼になる事が出来る様になった原因の夢。

どうしてこんな夢ばかり見るんだろう……



今私は、本拠地としている屋敷にいる。

私はここ以外にも屋敷をもっていて
全11人の柱の近所に一つずつある。

計12軒あるから、毎月廻っている。

因みに、此処は産屋敷亭の近所だ。

もう申し訳無いったらありゃしない。

『んーっ！起きるか。』

私は普通の町娘のふりをしている。
. . .
日中は


夜は任務に行く。

場所は全国。

隠の呼吸の中には、『音移動』というものと、
『忍び足』というものがあり、音移動で移動し、忍び足で姿と気配を消して任務を遂行する。


此れが日課だ。









私は、11ヶ月に2回、楽しみにしている時がある。

それは、『花柱』と『蟲柱』の近所の屋敷に行く時だ。

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