１歳差の不良 (ページ12)

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『やっちゃいましたね...。後でお兄ちゃんに何されるかわからないですよ。』

「は？どういう事」

キーンコーンカーンコーン

よしのほくとが質問をしてきた瞬間にチャイムが鳴った

するとよしのほくとはﾁｯと舌打ちをしてどこかへ行ってしまった

今からHR始まるのに…。

とは思いつつも心のどこかで怖いよしのほくとがいなくなったことに喜んでいる自分がいる

授業が淡々と進んで行くけれどよしのほくとは一向に戻ってくる気配が無い

５時限目。先生が急遽居なくなったので各自自習となった

するとまぁそこそこヤンチャな学校だからみんなスマホゲームをしたりペラペラとお喋りをして過ごす訳で

私もるりと一緒に過ごす

私もスマホをいじっていたらﾋﾟﾛﾝ、とLINEの通知が鳴った

お兄ちゃんからだ

壱馬今日の放課後いつもの場所で待っといて。

『えぇ……』

「どうしたの？」

『お兄ちゃんが今日いつもの場所で待っといてって。一緒に帰るつもりだよこの人』

「え～いいな、私も壱馬先輩と帰りたい～」

『ほんとに？お兄ちゃん居ていいの？』

「全然良いよ！むしろ逆にお願いしますだよ」

お兄ちゃんにるりも居てもいいならって言ったら大丈夫って来たから放課後は3人で過ごすことになった