第126話 ページ27
ミツキside
キアラちゃん、なんか悲しそうな顔してた...
「...昔の私みたいだ」(ボソッ)
ラギー「ミツキ、なんか言ったっスか?」
「っ、ううん、なんでもない!」
ラギーにはそう言ったけど、なんでも無いわけじゃない
誰にも話したくないことも、あるよね...
「ていうか、ユーリ兄、毎回毎回言ってるけど急に後ろから声かけるのやめなよ...」
ユーリ「うっ、ごめんごめん、この癖直そうとしてるんだけど直らないんだよね...」
まぁ、ホントこればっかりは昔っからなとこはあるんだよねぇ。ユーリ兄のこれ。
エース「え!?あれ癖なの?!」
ユウ「それキアラちゃん常に警戒しちゃうんじゃ...」
デュース「確かに。1回後ろに立つだけであの反応だったし」
ユーリ「う、やっぱそうだよねぇ」
「とりあえず、まずユーリ兄はその癖を直すこと!そうでもしないとキアラちゃんに避けられるーばい!」
ラギー「まずはそれっスね。とはいえ、キアラちゃんは警戒し過ぎな気もするっスけど」
んー。そう言われてしまえばそれまでだけどさぁ。
やっぱり謎な子だなぁ。
エース「そーいや。レオナ先輩とキアラってどういう関係なんです??」
ユーリ「キングスカラー君と彼女が??」
エース「いやー、実はっすね?」
エースはユーリ兄に2人のことを説明した。
ユーリ「確かに2人には何かありそうだけど...」
デュース「でも、何でキングスカラー先輩?」
エース「いや、キアラの目が光るのって大体レオナ先輩がそばにいる時じゃん」
全「「「あ」」」
エースがそう言うのでようやく気づいた。
そうだ。キアラちゃんのあの目は、必ずと言っていいほどレオナしゃんがそばにいる時。
それも戦闘中のピンチの時に光った。
レオナしゃんのペンダントと共に。
それが、2人を繋ぐ1番の鍵だとすれば!!
ラギー「やっぱりレオナさんのあのペンダントに何かしらあるって事ッスね!!」
「うん!これで2人の謎に近づける!」
とはいえ、まだ詳しいことなんて何も分からない。
けど、私の秘密こんだけ暴いちゃったんだ。
キアラちゃん達だってそうじやなきゃ割に合わないからね!
ラギー「よーし!!こうなったら2人の秘密、絶対暴くッスよー!!」
「おー!!」
キアラちゃん。貴女が何で苦しんでるのかは私達には分からない。
でも、絶対力になるから!
なんてことに目が眩むより先に私はもっと大事なことを忘れちゃいけなかったんだ。
何で、忘れていたんだろうね
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ガーベラ - めっちゃ面白かったです!続き楽しみにしています!! (2021年5月31日 7時) (レス) id: 94ea218e4d (このIDを非表示/違反報告)
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