番外編 その7 没ネタ�� ページ7
今回はもしもシリーズ！
お題は「もしもみんなが部屋から出た後にレオナさんとキアラちゃんが会話してたら」
です！
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レオナside
「で？お前はなんでここに」
キアラ「今日傷の具合見せに行ったら、明日からなら朝練大丈夫だろうって言われて。一応レオナさんにも報告を...」
なるほどな。
「...傷見せろ」
キアラ「え？」
「いいから見せろっつってんだよ」
キアラ「あ、はい...」
キアラが俺に背を向けたのを確認し、そっと服を捲る。
「...痛くねぇのか」
背中には大きな爪が引っ掻いた傷跡がくっきりと残っていた。
ようやく瘡蓋になったらしい傷は黒くなっているのがかなり痛々しい。
キアラ「まだ痛む時はありますけど。そんなに酷くは無いです」
「......キアラ」
キアラ「はい？わっ？！」
俺はキアラの手を掴み、そのまま腕の中に引き寄せた。
無防備な奴。
キアラ「レオナ、さん？」
「今夜はこのままここにいろ」
キアラ「え？」
「いいからいろってんだ。取って食いやしねぇよ」
あの日とは逆に、俺がこいつを抱きしめる。
あの日と違い、明確な身長差と体格差を嫌でも体感する。
「こいつも女なんだな」って自覚させられる。
キアラ「(ﾎﾞｿｯ).......今、だけ」
キアラは本当に小さな声でそう呟き、俺の方に寄ってきた。
「(進みたくてもこれ以上進めねぇんだからな。こんくらい許されんだろ)」
きっと、祖国に戻ればこの関係も糾弾されて終わりだろう。
だったら、今くらい、今くらいは.....
少しくらい思うがままにしたっていいだろ。
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