あなたに吸い寄せられて。 (ページ1)

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ｷｭｯｷｭｯ

音をたてる靴

ｼｭｯ

音をたてながら入るボール

ﾋﾞﾋﾟｰｯ

試合終了の合図

(((((きゃぁぁぁぁぁぁぁあ！)))))

笹「うわー、やっぱり平野すごいね」

『ね。ほとんど一人で決めてたし』

平野紫耀

明るい茶色の髪で

不良だけど

整った顔と運動神経の良さで

ほとんどの女子は彼の虜。

笹「なに？Aも平野の虜？」

『そんなわけないでしょ

　ていうかバスケ部の試合なんて

　私は興味ないんだからね？

　笹がどうしても岸くん見たいって

　わがまま言うからついてきてあげたの

　わかってるよね？』

笹「もー、ごめんって！

　優太イケメンだったなー」

『付き合ってるのに

　なんて一人で試合見れないかな』

笹「一人でキャーキャー言うの

　恥ずかしいじゃん」

ここら辺の女子皆どんな目で見てるのよ

だいたいは一人でキャーキャー言ってるし

笹「部室いこ。ついてきて！」

『はぁー』

笹のお願いは結構なんでも聞いちゃう

恋してる感じがいいなーとか

可愛いなーとか

そんな気持ちがすごく大きい

常にそばで応援してあげていたい